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インスタントドライイーストは冷凍保存も可能です

パン

私が使いやすいと思っているのは、赤サフのインスタントドライイーストです。

失敗が少なく、取り扱いも簡単で、うちでは常に冷凍庫にスタンバイしています。
使う時は冷凍庫から出してそのまま粉と合わせています!

この前作った「肉まん」も「あんまん」も、もちろんこのイーストを使いました。

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イーストの働き

イーストはパン作りに欠かせない材料の一つです。

イーストはパンを膨らませるための酵母菌の塊パン酵母です。天然酵母や自家製酵母も同じパン酵母になります。イーストは、私達がパン作りを手軽にできるよう、工場の純粋培養で作られています。

イーストは生地の中にある糖分を栄養として、炭酸ガスアルコール有機酸(香味成分)を生成します。このガスが、生地の中のグルテンを膜としてパンを膨らませます。(グルテンを作る最たる方法は、しっかりこねる事です!)

イーストが活動するのは、25〜35°Cなので、パン作りは春から秋にかけてが一番いいです!
冬にパンを作るのは、温度管理が難しく私は失敗しがちなので、初めてパンを作ってみよう!という方はになってからをお勧めします。

イーストの種類

レシピ通りのイーストの分量で作ったのに、何だか膨らまなかったことはありませんか?

イーストと簡単に言っていますが、実はタイプがあり、粉に対して使用する分量や、粉と合わせるまでの過程に違いがあるのです。
レシピで使っているイーストと違うものを買ってしまっていたら大変です。

イーストには主に種類が3つあります。

生イースト
 パン酵母を純粋培養して圧縮したもの

ドライイースト
 生イーストを乾燥させ、顆粒状にしたもの

インスタントドライイースト
 ドライイーストよりさらに活性化しやすく加工されたもの

生イーストは見た目は粘土のようで、他の二つとは使用する量、使い方、保存期間どれにも違いがあります。なので、使い方や分量に間違いはあまり起こらないと思います。

問題は、ドライイーストとインスタントドライイーストです。
市販されている最近のイーストはどちらもドライイーストと記載されていることが多いので、購入したイーストの使用方法は必ずチェックしないとパンの膨らみへの影響大です。

ここで言う、ドライイーストとインスタントドライイーストは、

ドライイースト: 予備発酵させてから粉に加える
インスタントドライイースト: そのまま粉に加える

のことです。

レシピにはここで言う、インスタントドライイーストでの分量が記載されているのに、予備発酵の必要なドライイーストを使ってしまうと、思ったように膨れません。

そもそも、インスタントドライイーストの方が活動するイースト菌の割合が高いので、ドライイーストの8割の分量で同等の発酵力が得られます。使用量も使用方法も間違ってしまうことになります。

お店でドライイーストを手に取った時には、必ず予備発酵が不要かどうかを確認です。

 

パンが膨らまない理由はこれ意外にも沢山あるので、ここさえ間違っていなければ・・というものではありませんが、パン作りのチェックポイントの一つとして、覚えておくといいと思います。

うちではずっと「赤サフ」を冷凍庫で保管

うちでは昔から同じインスタントドライイーストを使っています!

それが、フランス ル サッフル社のインスタントドライイーストです。

通称、赤サフ

その昔は、家庭用としては大容量500g入りしかなく(ホームベーカリーでパン一斤焼くのに3g程度使います)、あまり一般家庭向きじゃなかったと思うのですが、今は家庭用に少量サイズも出ているので、利用しやすくなっています。

でも、サフのインスタントドライイーストなら、ちょっとぐらい多めに買っても大丈夫。

 

冷凍できますから!!

 

賞味期限は未開封で製造から2年ですが、私は開封後でも冷凍保存して年単位で使っています。

使用する時は、冷凍庫から出してそのまま計量して使います。
そもそも水分を含んでいないので、冷凍庫に入れても状態には変化はありません。

ただし、冷蔵よりも部屋に出した時の温度差で結露し易いので、そこだけ注意。
水滴が付かないよう急いで計量&急いで冷凍庫に戻します。いつも小さな密閉容器に移して使っています。

 

サフは色でイーストの性質の違いを表しています。

私は赤しか使っていないので、実際の使用感での違いは分かりませんが、

・作るパンの糖配合量(粉に対する糖分の配合量)
・ビタミンCの含有有無

で色分けされています。

「赤」 糖配合:0〜12% ビタミンC有
「金」 糖配合:5%〜   ビタミンC有
「青」 糖配合:0〜12% ビタミンC無

糖配合とは使用する粉に対する糖分の割合です。

例えば、バターロールなどは10%程度の糖配合量だったりします。糖分が多いとイーストの働きが弱くなってしまうので、(特に海外のイーストは糖に弱いそうです。)対糖性のあるイーストを選んで使う必要があるのです。

ビタミンCを含んでいる / いないの違いは何でしょう。

ビタミンCにはグルテンを強くする働きがあります。

グルテンを強くすることは、イーストが出したガスをしっかり抱え込んで高さのあるパンが作れるということです。
ベトナムで愛されている、バインミーというフランスパンで作るサンドイッチ、そのパン作りのレシピを見ると、ビタミンCを加えているものが多いです。日本で食べるフランスパンとは明らかに食感が違う(すぐ噛み切れるので食べやすいです)のは、そんな違いもあるからかしらと思います。

ル  サッフル社のサイトで新しい発見が!

「セミドライイースト」って何でしょう!?

ル  サッフル社のサイトを見ていたら、製品情報のトップに出てきます。

新時代のオールマイティ酵母

セミドライイーストは生イーストとドライイーストの特徴を兼ね備えたパン酵母です。
ルサッフル社の特許商品で水分量を約25%にし、冷凍保管(−18℃)することによってパン酵母を出来立ての最良の状態に保ち、いつでも安定した効力を維持します。
イースト臭がなく、発酵本来の豊かな香りが特徴です。解凍無しでそのまま使用できる顆粒状で、溶解性が良く冷水耐性にも優れています。
冷凍耐性が非常に高く、あらゆる製法やパンでその実力を発揮します。

生イーストとインスタントドライイーストの良いとこ取りで、とても良さそう。私の判断基準ですが、メリットデメリットはこんな感じでした。

◉メリット
・インスタントドライイーストと同様の安定した発酵
・冷たい水にも馴染んで解けやすい
・イースト臭が少ない
・最初から冷凍保存で、開封前後の消費期限に違いはない
◉デメリット
・最小購入単位が400g
・冷凍庫で場所を取りそうな容器
・糖配合の割合が、0〜5%と5%〜で使い分けが必須(バターロールを作るなら5%〜を使う必要あり)

生イーストは、賞味期限が2週間程度で短い上、少量販売では無いので、自宅でパンを作るには持て余してしまい、使うことが出来無いイーストでした。

生イーストで作るパンは柔らかい食感になり、パン屋さんではよく使われているようです。

そんな生イーストの性質も持ち合わせているなんて、「セミドライイースト 」一度利用してみたいな〜。

(銀:糖配合 5〜%)

(赤:糖配合 〜5%)
パン
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