シンガポール赴任で住む場所は? コンドミニアムの様子

シンガポール生活

駅から少し離れた(徒歩10分)、築25年のコンドミニアムに住んでいました。

 

築年数を聞けば少し心配になるかもしれませんが、水回りなどはリノベーションされており、夫婦2人で住むには十分な広さもあり、非常に快適に暮らすことが出来ました。

古い建物は、経年劣化などの問題もありますが、ゆったりした作りであることが多く、物件探しに悩んでいれば、一度覗いてみるのはありだと思います。

住宅のタイプ

シンガポールで住宅といえば、シンガポール人の8割が住むという、HDB(公団住宅)
そして、民間経営のコンドミニアム
他に、一軒家もありますが、これは本当に少数派でしょう。

 

駐在員に関して言えば、セキュリティなどの観点から、コンドミニアムを選択するケースが多いです。
コンドミニアムは、プールやジムなどの設備を備えているところも多く、それを利用できることも魅力です。

 

価格は、HDB < コンドミニアム < 一軒家 の順。

我が家のケース

我が家が暮らしていたのは、1997年(築25年)建設のコンドミニアム

 

複数の建物で構成されており、総居数は 775戸
中心部にある夫の職場までは、地下鉄で5駅
オーチャードから5キロ程に位置する場所でした。

MRT駅からは徒歩10分程度の距離がありましたが、ショッピングモールが併設されており、スーパーや刺身も買える和食のお店があったり。
バスも便利に利用できました。

今は、インドの方が多く住んでいますが、昔は日本人が最も住んでいた場所だったとか。

 

日本の駐在員の間で人気なのは、やはり築年数が浅めの物件です。
初期不良の心配のある新築経年劣化が心配な築古の物件は、避けられる傾向にあります。

 

人気の条件からは外れた、築古のコンドミニアムでしたが、私達は非常に快適に暮らすことが出来ました。

  • リノベーションが入り、水回りを含め部屋が綺麗だったこと
  • プールやジムなど設備が整っていたこと
  • 窓からの景色に開放感があったこと
  • マンション全体で常にメンテナンスが行われていたこと

こんなことが、私がいいお部屋だったと感じた理由です。

部屋の様子

部屋は、2ベッドルーム、2バスルーム、家具付き2LDKです。

 

リビングダイニングには、ソファーと6人掛けのダイニングテーブル。
テレビもついています。

 

リビングからの眺め。

(中庭にある管理事務所とプールが見えます)

 

主寝室は10畳以上。
キングサイズのベットと、造り付けのクローゼットが着いています。

 

サブ寝室にも、キングサイズのベッドと造り付けクローゼットがついています。

 

バスルームは、洗面・トイレ・シャワーが一部屋にまとまったタイプです。

 

メインのバスルームには、バスタブも着いていました。

 

キッチンには、レンジは無いものの、オーブンが着いており、家電は冷蔵庫に電子ケトルが着いていました。

 

洗濯機と乾燥機も準備されていました。

 

他に、メイド部屋とメイドさん用トイレが着いています。

 

2人で生活するには十分な広さのお部屋です。

 

自分達で追加購入したものと言えば、リモートワーク用のデスクと椅子

家電で購入したのは、電子レンジにプリンターなどでした。

共有施設

一部、利用料がかかるものもありましたが、コンドミニアムの住人なら利用可能な施設がたくさんありました。

 

プール

 

テニスコート(昼間 1時間 2.5S$)

 

ジム・プレイルーム・卓球台・バスケゴールとバトミントンコート

 

スカッシュコート・バーベキューエリア・子供のプレイグラウンド

(バーベキューは、コロナの影響で利用禁止でした)

 

これらの施設の利用は、アプリを使って管理されていました。

 

利用していたアプリは「iCondo」
施設の予約や支払いは、このアプリの操作で全て完結します。

部屋のトラブル

築25年のコンドミニアムでしたが、家の不具合で、致命的にダメなことは起こりませんでした。

私が滞在している間、

  • 電球が切れた(サブ寝室1つ・メイン/サブトイレ計3つ)
  • バスルームの鍵が開かなくなった

自分達で対応したのはこれらのみ。

 

こればかりは、運に左右されるであろう出来事だと思うので、辛い目に合わなかったのはラッキーだったでしょうか。

コンドミニアムのメンテナンス

共有エリアのメンテナンスは、コンドミニアムの管理事務所が主導して進めていました。

 

一番大きかったのは、ドアベルを、壁掛け電話方式から、壁掛けタブレット型へ交換したこと。
自分のスマホからも、建物入り口ドアの解錠が可能になりました。

他には、

  • エントランス扉の非接触化
  • 「iCondo」システムの導入
  • 季節のイベント飾り付け
  • 植栽手入れ
  • 植栽デザイン変更
  • 2週間に一度のペストコントロール(害虫駆除)
  • 床タイル磨き
  • 高圧洗浄機による駐車場クリーニング
  • 車の誘導表示変更
  • 電圧変更

などなど、かなりいろいろな手入れを行っており、それ故に、25年経っても気持ちよく利用できたのかと思ったりします。

これはちょっと・・と思ったこと

暮らしてみて、これはちょっと・・と思ったことです。

  • 建物のエレベーターホールまで、階段を登らなければならないこと
    お水やお酒、お米など、重たいものをデリバリーしていましたが、配達人泣かせの作りでした。
  • コンドミニアムへの入り口が少なく、迂回が必要だったこと
    同じ建物内にあるショッピングセンターへ行くのに、毎回回り道をする必要がありました。

 

元気な大人2人が生活するのには、全く問題ではありませんでしたが、建物によって作りも異なるので、特に大型のコンドミニアムの場合は、しっかり部屋の向きやエントランスから自宅の入り口までの距離なども見ておくことは必要です。

 

この部屋は、コロナ前に決めていた部屋でした。

リモートワークを想定していませんでしたが、地下鉄駅から少し距離があるものの、広い場所を借りたことは、正解だったと思っています。

このコンドミニアムは、子供用のプールが2種類あり、プレイグラウンドも複数あったり、バーベキューピットも複数と、ファミリーにもお勧めできると思います。

 

ただ、我が家が入っていた低層の建物については、

  • エントランスの階段
  • そして外観の古めかしさ

この2点は、気になる人もいるかもと思う点でありました。それらを許容できれば、不自由なく過ごせるの環境ではないかと思います。

 

近所には、生活に必要なお店などありました。

  • ホーカー:食堂街(Alexandra Village Food Centre、ABC Brickworks)
  • ウェットマーケット:市場(Mei Ling Market & Food Centre 市場の営業は午前中)
  • IKEA:生活用品

IKEAがあったのは、引越し当初の雑貨類を購入するのに非常に便利で助かりました。

今年に入ってから、以前はあったものの撤退していたスーパー(Cold Storage)が建物に戻ってきました!
これで、一段と生活しやすい環境に近づきました。

中心部のようなキラキラ感には欠けますが、主要な箇所へのアクセスも比較的しやすい立地で、私は大好きなお家でありました。

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