バターの話とシンガポールの製菓材料店はお得です

パン

パンにバターは欠かせません。

出来上がったパンに塗るのはもちろんですが、パン作りでも使います。
ハード系(バゲットなどのフランスパン)のパンには油脂は加えませんが、それ以外ではほぼ加えます。油脂を加えることで、パンにどの様な影響があるのでしょう。

 

Google地図で、製菓材料店の表示を発見!
行ってみたら、シンガポール版の冨澤商店の様なお店でした。

ただ、フランス産の発酵バターは扱っていない様でした。残念。

パン作りにおける油脂の役割

フランスパン(バゲット)は、食パンと比べると硬くて、口を痛くしたことありませんか?

フランスパンの様なハード系のパンにはバターなどの油脂が入っていないのです。
では、パンに油脂を加えることで、どんな効果があるのでしょう。

・生地が柔らかくなりボリュームが出る
・水分の蒸発を防ぎ、パンの老化を遅らせ長持ちさせる

先ほどの、ハード系のパンとは全く違った特徴が出てきます。
パン作りでよく使われる油脂とは、

バター
マーガリン
ショートニング

の3つです。

油脂を加えることによる効果は、どれをとっても同じになるのですが、風味の点などから、作るパンに合わせて油脂を使い分けます。

  • バター: パンに風味や香りをつけたい
  • マーガリン: 価格を抑えてバターの風味を加えたい
  • ショートニング: 無色・無味・無臭なので、香りはつけたく無いが油脂の効果を享受したい

ショートニングは、粉の香りを楽しみたいとか、バターの半量を置き換えてバター風味を強くしすぎないようにするとか、型がくっつかないように塗る油として使うなど、パン作りで利用することも多いのです。

実際にパンに加える油脂は、5%(粉の割合に対し)程度からで、ソフトタイプの食パン10%バターロールだと15%クロワッサンには50%以上の油脂を加えます(パイ生地折込用で)

油脂を含む、パン作りの材料購入先

日本ではパン作りの材料を購入するのに、冨澤商店を利用していました。
パン・お菓子作りの材料・器具専門店【TOMIZ(富澤商店)】

シンガポールにも同じように、製菓材料を扱うお店がありました!

Phoon Huat

Phoon Huat

1958年に製菓材料をRedmanブランドとして立ち上げた会社です。

シンガポールに18店舗お店があります。(2021年1月時点)
今回のコロナ禍で、お店の前に驚くほど長い行列が出来ていたと、シンガポールに住むお友達が教えてくれました。

製菓材料店と書くとお菓子作りをしない人には関係ないと思われがちですが、そんな人にとっても利用価値があるんです。実は普段の食事で利用する物もあって、しかもスーパーより安い。

・チーズ
・バター
・パスタ
・ドレッシング

など。
覗いてみない手は無いですね。

店舗内の様子です。

冨澤商店の粉も売っています!

 

ドライフルーツナッツ類も豊富

 

紙カップやケーキの台紙や入れ物も

ケーキ型やクッキー型もあり、お菓子作りをする人には本当に楽しい場所です。
店舗ごとに規模や品数に違いがあるので、見つけられなかった商品でも、別な店舗で販売されているかもしれません。もちろんオンラインショップもあります。

ケーキのデコレーション用の、シュガークラフトの花も素敵でした。

また、お菓子やパンの教室も開催しています。

BAKE WITH YEN

BAKE WITH YEN

私が行ったPhoon Huatの隣に有りました。

こちらは、実店舗はシンガポールには3店舗のみ。
マレーシアが本拠地のようで、製菓用チョコレートが充実していました。

 

バターの話に戻ると、製菓用のバターやリーズナブルな物、そして販売単位が大きな物を中心に扱っていました。発酵バターは製菓の材料として使うには費用対効果が薄いからでしょうか、置いていませんでした。

ヨーロッパの発酵バター

シンガポールに来て嬉しかったことの一つに、バターの価格が日本より安かったことです。

日本のバターはしぼりたての生乳を攪拌して作る、非発酵のバターです。それに対し、ヨーロッパで売っているバターは発酵バターです。生乳に乳酸菌などを加えて発酵(熟成)させてから攪拌してバターを作ります。私たちが普段食べているバターとは異なった風味があります。

日本では、古くはカルピスの発酵バター幻のバターと言われて、密かに人気がありました。(業者で人気があり、一般に出回る量がそれほど多くありませんでした。)カルピスを作る工程でできるバターです。

10年程前は、丸の内にフランスの「エシレ」バター専門店がオープンした時は、連日行列でした。

https://www.kataoka.com/echire/maisondubeurre/index.html
この時、フランスの発酵バターの知名度も上がったのかなと思います。

ありがたいことに、シンガポールでは、この発酵バターが日本よりも手軽に買えます。

これから使ってみたいなぁと思っているバターです。これらはRedmartなど普段利用しているネットショッピングでも気軽に購入できるので、取り寄せのハードルも低いです。

  • ECHIRE

    フランス産の発酵バター。
    日本では高級バターと言えばで、知名度No.1でしょうか。
  • LE GALL

    こちらもフランスの発酵バター。
    昔ながらのバラット製法(木製の樽の様な形をした撹拌機を使う)です。
  • Kerrygold Butter

    アイルランド産
    放牧で草を食べて育った牛のミルクを使用。バターの黄色が濃い。
    フランス産のバターとはまた少し違った特徴がありそうです。

 

これら以外にも、作る時ではなく、出来上がった後につけて食べたいバターです。

  • Bordier

    世界最高のバターと呼ばれるフランスの発酵バター
    油というよりクリーム。押しつぶして塗るのではなく、崩した塊をパンに乗せて食べる!
    店舗で購入できる場所は限られているので、オンラインでの注文がいいかもしれません。

 

バターライフ(?)を楽しみます♪

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