このバターロール、すごくよく出来てない??
わからん。
作るだびに少しづつ改善して、やっと思う様なパンが焼けました!
夫の感想はつれないですが、いいのです。
パン作りとお料理は、ある意味自己満足ですから。
材料(ベーカーズパーセント)
- 強力粉 250g (100%)
- 塩 3.75g(1.5%)
- 砂糖 25g(10%)
- スキムミルク 10g(4%)
- 卵 20g(8%)
- インスタントドライイースト 2.5g(1%)
- 水 142.5g(57%)
- バター 25g(10%)
- ショートニング 12.5g(5%)
パンの材料を表すには、「ベーカーズパーセント」が重要です。
ベーカーズパーセントとは、粉に対する材料の割合です。
分量を割合で表示することにより、粉を3Kg使うパン屋さんでも、250gのホームベーカリーでも、同じレシピでパンを焼くことが出来るのです!
例えば、今回の分量は粉を 250g 使っています。
塩はベーカーズパーセントで表すと 1.5% 。
計算式は、250g ✖️ 0.015 = 3.75g 。
粉を倍量(500g)にして作る場合には、塩の分量は 500g ✖️ 0.015 = 7.5g となります。
作り方
◉こね
1. バター、ショートニング以外を混ぜ合わせ、ある程度のグルテンが形成されるまでこねる。
2. 1.にバター、ショートニングを加えしっかりこねる。
3. 一まとめにして発酵容器へ。
こね上がりの見極めは、生地ののび。
生地の端を薄く伸ばした時に、切れたり穴が空いたりせず、後ろが透けるぐらいしっかり伸びる。
◉一次発酵
4. 1時間程度生地を発酵させる。
(倍ぐらいの大きさになり、粉をつけた指を挿してみて生地が戻ってこなければ完了。)
発酵させるときの条件は以下。
- 温度は30°C
- 湿度は70%~75%
シンガポールの気温と湿度は、まさにこの条件に当てはまります。(私が最後にパンを焼いた時、室温29°C、湿度69% !)
軽くラップをしてエアコンのない室内(台所)に放置で。
◉成型
5. 4.の生地を45gに分割し、軽く丸める。
6. 10分ベンチタイム。
(私は火のついていないオーブンに入れています。シンガポールならラップしなくても大丈夫です。)
7. 麺棒で手のサイズより一回り小さい楕円形に伸ばし、三つ折り(この時、二等辺三角形になる様にする)、さらに二つ折りにして長めのしずく型にする。
(前回の成形時よりしずく方を長くしています)
8. 10分ベンチタイム。(6.同様)
9. 綿棒を使って25cmの長さまで伸ばす。(両端は1vs2対比の幅とする)
(前回は幅が、1vs2になっていませんでした・・)
10. 生地を太い方からくるくる丸める。
生地に手を加えると引き締まって硬くなる。その引き締まった生地を無理に伸ばせば、生地荒れの原因に。
◉二次発酵
11.1時間以上生地を発酵させる。(4.同様)
【発酵前】
【発酵後】
発酵不足は、焼き上がり時の巻き部分の裂けの原因に。(前回の焼き上がり)
◉焼成
12. 生地の表面に溶き卵を塗る。
13. オーブンで10分〜12分焼く。
(家のオーブンでは、175°で12分(10分で天板をひっくり返す)焼いています。)
・焼き上がった後は、軽く天板をドスンと落とす様にします。焼き上がり直後にパンの中の水蒸気を素早く逃すためです。(水蒸気により、パンが潰れた様になるのを防ぎます)
パン作りはDCAP?
仕事で業務の改善手法と言えば、PDCA。(Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善))
今は様々な技術の進歩とともに、スピード重視の、DCAP(Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)・Plan(計画))が主流になりつつある様ですが、パン作りもそんな感じでした。
とりあえずやってみて、おやおや?となった原因を調べ、次回そこを修正してみる。
この繰り返しです。
いろいろうまく行かない箇所はあったのですが、なんとか自分が思うパンに。
そんな中でも、致命的なダメなところは・・・
ベーカーズパーセントの計算間違い。
塩味がちょっと強いねー
と思いつつ、塩が強めの有塩バターを使った時もあり、その調整加減かと思っていたのですが、やっぱり何か変かもと、再計算したところ、塩の分量が本来の分量より1.5倍も多かった💦
「ベーカーズパーセント」、パン作りの基本です。
そ、そうでした💦
(ベーコンがだいぶ焦げていますけど、いただきま〜す。 写真左上は生ライチ。今、旬です❤️。)