今回は「餡子:あんこ」のレシピです。
その「あんこ」を使ってあんロールも。
元はシナモンロールの生地ですが、とても食べやすいと思うので、こちらは分量だけですが記載しておきます。
豆類は簡単に手に入ります
シンガポールでも、あずきは普通に手に入ります。
500g S$2.35 / 200円
売っているのは認識していましたが、自分であんこを作るのは面倒だと思って、シンガポールのあんこを買って使っていました。
ただ、ちょっと何かが違うんです。
あんこを作る過程で、ココナツオイルなども利用しているようで・・・。
日本にいた時には、あんこは一度も作っていませんが、作ってみようかな〜という気持ちになりました。
シンガポールの「あん」事情は日本とはちょっと違います。
日本人は、「あん」といえば、ほぼ小豆を思い浮かべると思いますが、シンガポールでは、緑豆で作った「あん」や蓮の実の「あん」そして、パイナップルの「あん」の方がポピュラーな様子です。
製菓材料店でも、「小豆あん」の置き場は下の隅の方で、緑豆あんやパイナップルあんの方が大量に場所を占有していました。
ちなみに、北海道産のあずきは、シンガポールのローカルスーパーでも、250g S$9.75 / 780円で売っています。
今後も気軽に作りたいので(上手くいけば)、近所で買えるリーズナブルなのを使ってみます。
手作り「あんこ」作り方
材料
- 小豆 300g
- 砂糖 270g(砂糖は控えめの分量です)
- 塩 小さじ半分
作り方
- 計量した小豆を複数回、水を変えながら洗います
- 中火にかけ10〜15分煮た後、煮汁を茹でこぼします(渋ぬき)
ここでは、煮汁にしっかり色が付くのを目安にします
- 小豆にその3倍量のお水を入れ、指で潰せるぐらい柔らかくなるまで、30分ほど煮ます
沸騰した後は弱火で、あくはこまめにすくいます
- 弱めの中火で砂糖を2回に分けて加え、30分ほど煮詰めます
1回目の砂糖を入れて、1〜2分したら2回目の砂糖を加えます
- 最後に塩を加え出来上がり
日本で買っていたあんこと比べると、色合いが薄いかしら。
やる気が出てきたときに、北海道産の小豆を使って、違いを見てみましょう。
火傷に注意と樹木希林の映画「あん」
あん作りの工程で大変だったのは、砂糖を入れてから30分ほど煮詰めるところ。
思ったより飛び散るんです。
しかもとろみがついているので、手に飛んできたら熱い!
鍋のあんこをヘラで混ぜていると、映画「あん」が、浮かんできます。
映画の「あん」は、慎重な豆選びに始まり、優しくそして手間と時間をかけて作っていて、私のこんな感じかしら?料理とはだいぶ違いますが・・。
こんな話だけでは、映画の内容に誤解を与えそうなので、Yahoo!映画の解説の一部も記載しておきます。
元ハンセン病患者の老女が、尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。
主演:樹木希林、監督:河瀬直美の映画です。(2015年)
樹木希林の作る「あんこ」の入ったどら焼きに、行列が出来て・・。
手作り「あんこ」を使って「あんロール」
出来上がった「あんこ」を使って、「あんロール」を作ることにしました。
少し前に作ったシナモンロールが、思いの外上手に出来たのと、そのパン生地が非常に美味しかったのです。
シナモン以外の中身でも美味しいのではないかしら?と思っていました。
材料
<パン生地材料>(8個分)
- 強力粉 230g (92%)
- 薄力粉 20g (8%)
- イースト 4g (1.6%)
- 塩 4g (1.6%)
- 砂糖 25g (10%)
- バター 30g (13%)
- 水 60g (24%)
- 牛乳 60g (24%)
- 卵 40g (16%)
*()はベーカーズパーセント
<アイシング材料>
- 粉砂糖 70g
- 水 大さじ1弱(少なめに加えて調整)
二次発酵の様子
こね作業から一次発酵終了までは、これまでのパン作りと同様に作業します。
成形です。
長い辺を30cm位の長さになる位まで麺棒で長方形に広げ、あんを塗っていきます。
あんは巻き終りの部分にはのせません。太巻きを作る要領です。
クルクル巻いて、8等分に切り分け、二次発酵へ。
【発酵前】
【発酵後】1.5〜2倍に
【焼成後】 180°Cで15分(オーブンによります)
【出来上がり】あら熱が取れたパンに、アイシングをかけます
アイシングは、クッキングペーパーのコルネ(絞り袋)を使っています。
【食べた】美味しい❤️
シナモンロールの場合は、あんの代わりに、シナモンクリームを作って生地に巻き込みます。
以下の材料をよく練り合わせるだけです。
<シナモンクリーム材料>
- バター 30g
- 砂糖 30g
- シナモン 8g
ロールパン&あんの組み合わせではなく、フランスパン&あんの組み合わせでとリクエストがあったので、近いうちにそれもやってみようかと。
とりあえず、あん出来立ての時に、残り一つだった小麦パンに挟んで食べてみているんですけれどもね。

う〜ん、想像してた味と違った。
もっと「あん」が多い方がいいのかな?
フランスパン&あんなら、買ってきたフランスパンを厚めに切って、バターを乗せてこんがり焼く。そこに、あんをこんもり乗せて食べる・・だけで幸せな気もしています。