フライト、ほぼ欠航だよ。恐ろしい。
7月にシンガポールへ行く主人の見送りで成田に行った時の話です。
そこから4ヶ月以上経ちましたが、状況は改善しているのでしょうか・・
その時のフライト案内板を見ると・・・午前中はシンガポール行きのフライトのみ運行していますが、それ以外の便は全て欠航でした。
11月、状況はあまり変わっておらず、空港は閑散、若干出国する人の数は増えたのかなと思いますが、コロナ以前に戻るにはまだまだ先との印象を受けました。
これまでの道のり → こちら
飛行機の運行状況
シンガポールエアは、10月までは週3回しかシンガポールへのフライトがありませんでしたが、今現在(2020年11月)は週5日、ANAも同様に週5日のフライトがあります。
JALは週1回のフライトから、今は週4日まで便数が増えています。
シンガポールは、条件付きでのビジネスでの短期滞在(ビジネストラック)渡航が認められ、主人が出発した7月に比べると便数はだいぶ増えました。
寂しい出発フロア
7月の見送り当日のことです。
フライト案内板が衝撃でした。ほとんど欠航。
(2020年7月)
そこから4ヶ月経った、11月の状況です。
(2020年11月)
あまり変わっていません・・が、少し増えた?
搭乗手続き(チェックイン)で、シンガポールエアのカウンターへ向かいましたが、誰もいません。そもそもシンガポールへの便は、この日この一便のみですし、他の都市へのフライトも無し。
もちろん他の航空会社のブースにも人が見当たりません、7月の出発ロビーは照明すらも暗かったですが、今回は明るかったです。
荷物だけでも早く預けたかったですが、出発の二時間前にならないと係の人が来ないとのこと、待つことにします。
搭乗手続きは冷や汗もの
時間がきました。
シンガポール行きに関しては、シンガポール政府からの渡航承認と、72時間以内に受診したPCR検査結果の陰性証明書の提示が必須です。
あとは荷物タグを貼り付けて・・。
ここで問題発生!
お客様の陰性証明書に、必要な項目の記載が漏れているようです。
以前、ここの証明書でシンガポールへ入国した人がいると、紹介された所で受診したのですが・・
お客様が、受診された日から証明書に「国籍」の記載も必要になったようです。
空港にあるPCR検査を、今受けて来ることは可能ですか?
今、「上の者」がシンガポールに確認中ですので、もうしばらくお待ちください。
荷物を全部引き取り、一旦シートで待機です。
お客様、成田のPCR検査ですが、証明書発行に2時間かかるとなっていて、このフライトには間に合いません。
そ、それは、シンガポールへの確認結果がダメだったら、今日のフライトには乗れないってことですか!?
申し訳ありませんが、そうなります。
この大量の荷物を含め、家もないのにあと1日どうしよう・・
お客様!、今回だけは特別と言うことで、許可が降りました! カウンターへどうぞ! でも、次回はお乗せ出来ませんので、そこはご承知おきください。
大丈夫です、こんなに大変なこと何回もしません。
どうなることかと思いましたが、無事出国できそうです。
私を含め搭乗手続きにはかなり時間がかかっています。タブレットと突き合わせながら、必要書類の内容を全てチェック。提示する書類も人によって様々で、さらに出発前の滞在場所(制限のある国に行っていないか)や、シンガポールへの渡航目的(私はDP(配偶者ビザの承認書類)を提示)全て確認です。
イレギュラーなことも多いらしく、「上の者」は引っ張りだこ。
搭乗者数は少ないですが、とにかく全員時間がかかっていました。
長時間の確認待ちとなった人は、私の他に2人いました。
その時、この飛行機の搭乗客らしき人は20人程だったと思うので、飛行機に乗れないかもしれない人率高いです。
シンガポール日本大使館 → 新型コロナウィルスに関する情報提供
セキュリティーチエックと出国審査は待ち時間「ゼロ」
それに比べ、「セキュリティチェック」のあっけなさ。
一列だけ開放していてあとは全てクローズでした。誰も並んでいない。
検査自体は以前と同じ内容ですが、検査のレーンが新しくなっていました。以前は空港職員が運んでいたプラスチックトレーは回収からレーンへの配置まで自動化されていました。オリンピックに向けて対応がなされていたのかと思うと、ちょっとかなしかったです。
もっとあっけなかったのは、「出国審査」です。
ブースに審査員は1人もおらず、脇の職員待機室の窓口で対応してくれました。駅の窓口みたいに。とにかく、出国する人が少なく、自動ゲートへの案内も一切無しでした。
「免税店エリア」もとても寂しかったです。
朝の時間でもありましたが、空いているショップは少なく、臨時休業の張り紙がしてあったり、オープン時間を9:30からとしている所も。
(出発日の8:30頃です)
搭乗口までの通路もほとんど人が居ません。空港職員の方が多いですね。
航空会社のラウンジもガラガラで、こちらも明らかに職員の数の方が多いです。
航空会社・空港・渡航先の全ての状況が刻々と変わるので、出発直前の再度の確認は必須ですね・・。
成田空港の情報 → 成田空港新型コロナウィルス感染症に関するお知らせ
ようやく離陸
航空会社も本当に厳しい状況だと感じました。
乗客数が少ないにもかかわらず、作業は煩雑になっていて。収益を確保できる要素があるのかしら?と思わずにはいられません。
コロナワクチンの開発で明るい兆しもありますが、治療薬が一般にも早く出てきて欲しいです。
・・・・・・
やっとここまできました。
シンガポールについた後も、14日間の隔離「SHN」(Stay Home Notice)があります。ホテルの部屋から一歩も出られません。
ブログタイトルを「上陸」としましたが、真の上陸はまだ先です。
シンガポール入国からSHN(Stay Home Notice)へは → こちら