パンが一つも無いわ・・
旧正月(CNY)のタイミングでは、特にローカルパン屋さんの様子が一変します。
買おうと思ったものが買えずとも、新たな面白い経験が出来ます。
パンが買えませんでした
ホーカーセンター(屋台街)に入っているパン屋さんで、朝食用のパンを買おうと思って、朝の市場のついでに、覗いてみました。
いつも、焼き立てのパンや蒸しパンを売っているお店です。
ところが・・・
パンが一つも置いてない!?
代わりに、パイナップル・タルトを中心にクッキーなどの焼き菓子で棚が一杯に。
マリー・アントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」、の言葉そのまま!?みたいな状況。
(実際には、この言葉は、マリー・アントワネット自身が言ったのでは無いことが判明しているそう。そして、ここで言われた「お菓子」は、ブリオッシュという卵とバターがたっぷり入ったパンのことです。)
旧正月を迎える準備の一つ
2022年のシンガポールの旧正月は、2月1日と2日です。
クリスマスのお祝いが済んで、年が明けると、旧正月にむけて準備が始まります。
これは、旧正月を迎えるまでにやっておくこと トップ3 の一つ、かもしれません。
そもそも縁起物であるパイナップルのタルトは必須ですが、
それ以外にも、来客用にスナックを沢山準備するのが、シンガポール流だそう。
左: 薄く焼いた生地をロール状にしたラブレター、人気
真ん中: パイナップル・タルト。真ん中にはパイナップル餡が
右:こちらもパイナップル・タルト。上にパイナップル餡です
購入すべきお店20選なんて記事も、沢山出てきます。
クッキーだらけ
とにかく、お菓子が並べられた光景は圧巻です。
近所のローカルパン屋さんも、焼き菓子で棚が埋まり、
家の裏にあるパン屋さんでも、パイナップル・タルトを含む焼き菓子エリアが作られています。
駅のパン屋さんも、お店の半分はお菓子エリアにチェンジ。
スーパーでも、その光景は同じです。
お正月の特設エリアに、いろいろなメーカーのお菓子がずらり。
(FairPrice Xtra)
(Sheng Siong)
お菓子を売っている様子は、どこもみな同じですね💦
写真はこのくらいで。
ネットでももちろん買えます。
6つ以上購入の早割で割引を実施しているサイト。
人気の商品は売り切れていたりするので、早く購入するに越したことはないようです。
(Photo:MDM LING BAKERY)
食べ比べをしたわけではありませんが、今のところ、私の中のパイナップル・タルト ベスト1 は、
常温で6週間もつので、今から買っても旧正月まで置いておけます。
どっちかというと、食べずに我慢する方が難しいかも。
準備するお菓子、甘いものが苦手な人にとっては、これまでの話に興味なし・・と思いますが、しょっぱいスナックもあるんです。
プラウンロール(エビのスナック)。
(Photo:MDM LING BAKERY)
これは、ビールのおつまみにぴったりです。
旧正月のタイミングだけでなく、普段からパイナップル・タルトの近くで売っています。
こちらも、まだ食べていなければ、是非♪