どこのパン屋さんでも、耳なしパンは必ず買えるのよね。
シンガポールで愛されている、カヤトースト。
思えば、使われているパンは、耳の無いパンがほとんどでした。
パン屋さんで販売している食パン
シンガポールのローカルパン屋さんを覗くと、食パンが沢山売られています。
大抵は、このような分類で種類が多くなっていると思われます。
- 粉の違い(健康に配慮し、全粒粉や穀物を使っているなど)
- スライスの違い(厚さ)
- フルーツやナッツなど副材料の違い
- パンの耳が有るか無いかの違い
家の近所でちょっと気になっていたのは、こちら。
耳なしのパン。
日本で耳なしで売られているパンといえば、サンドイッチパン。
パン売り場の隅っこに、有るんだか無いんだか・・。
私自身、耳が無いパンを手に取る機会は少なかったです。
一方、シンガポールでは、どのパン屋さんでも、こんな耳なしパンが買えます。
カヤトーストで使われるパン
実は、耳なしパンは、シンガポールの朝食やおやつのお伴として親しまれている、「カヤトースト」で使われています。
カヤトーストとは、少し焦げ目を付けたパンに、カヤジャム(ココナツ・卵・パンダンリーフで作るクリーム)とバターを挟んだサンドイッチのことです。
元々は、シンガポールにやってきた中国、海南省出身の移民(ハイナニーズ)が考えたと言われています。
(何故、耳なしパンを使うかは、わかりませんでした。)
お店によって使うパンに違いはありますが、私が食べたことがあるカヤトーストは、ほとんど耳なしのパンを使っていました。
近所のホーカーセンター
(こちらはトーストでは無く蒸しパン)
Toast Box
(トーストボックス:比較的新しいチェーン店ですが、店舗数も多く観光客も利用しやすい)
(白を基調とした店舗で可愛らしいです)
YA Kun Kaya Toast
(ヤクンカヤトースト:70年以上の歴史を持つ、シンガポール人に愛されているお店)
ヤクンへパンを卸すパン屋さん
店舗数は多いですが、いつでも混んでいて、人気のお店なんだな〜と思わせられているヤクン。
仕入れているパンは、「Sing Hon Loong Bakery」のものだそうです。
(Photo:Sing Hon Loong Bakery)
自家製のパンでは無かったのは、ちょっと驚きましたが、カヤトーストで重要なのは、パンでは無く、オリジナルのカヤジャムを使うところにあるようです。
そう言えば、トーストボックスも、ヤクンもオリジナルのカヤジャムを販売しているのでした。
(Photo:Ya Kun Kaya Toast)
私がローカルパン屋さんで買ってみた耳なし食パンはと言うと、
きっと、こんな感じで作られているのでしょう。
軽くトーストして少しのバターで食べてみましたが、何か物足りない感じ!?
ネットでレシピを見ると、いつも自分が作る食パンより、塩分量が少ない様です。
具材の味に影響しないように作られた、パンなのかなと。
シンガポールの耳なし食パンを食べる時には、カロリーは考えずに、バターとジャムをたっぷり塗って食べるのが、オススメです。