自家製酵母と国産小麦粉の「チクテベーカリー」は南大沢にあります

パン

イングリッシュマフィンの予約が、何ヶ月も先まで埋まっていたパン屋さんをご存知ですか?

自家製酵母「サトウさん」国産小麦を使った、ハード系のパンを売る南大沢のパン屋さん。

2年ほど前にイングリッシュマフィンは置いていないとのことでしたが、今は自家製酵母と国産小麦粉を使ったハード系のパンを中心に、沢山の種類のパンと共に地域に溶け込んで営業しています。

イングリッシュマフィンが買えないお店

20年近く前、イングリッシュマフィンの予約が何ヶ月も先まで入ったパン屋さんが、多摩境の住宅街にありました。

今でこそ、SNSデリバリーの普及で店舗の場所は問わずにお店の営業も可能な時代ですが、その当時はまだまだお店を開くなら「人通りの多い立地のいい場所」が店舗出店のセオリーでした。それが、最寄り駅から1キロ以上も離れた住宅街に突如として人の行列が。とても不思議な光景でした。

下北沢のカフェで食べることができるイングリッシュマフィンで大人気となった、「チクテベーカリー」です。

噂を聞きつけた人で、マフィンの予約は常に数ヶ月先までいっぱい、住宅街の人の列も途絶えることはありませんでした。

大切な自家製酵母の名前は「サトウさん」

その当時の雑誌記事で、「チクテベーカリー」のオーナーさんの記事をたまたま目にしました。
(このパターン多いですね。以前の投稿「伝説の家政婦」についてはこちら

その記事によると、数年前(今から20年以上前)から自家製酵母を注ぎ足しながら大切に育てているとのこと、しかも「サトウさん」と名付けているって!

もう驚きです。

パンに使う自家製酵母を作るには、まず、1週間ほどの温度管理を伴う酵母起こしから始まります。
酵母が出来上がった後は、粉と水を継ぎ足しながら酵母のお世話をしづつけます。(継ぎ足すことによって次に作られる酵母はより安定して出来上がります。)大切にしていることが分かります!!

パンには酵母菌が必要です

パンは酵母の働きで膨らみます。

酵母はパン作りには欠かせないものですが、その中の一つが天然酵母(自家製酵母)です。果物や穀物の元々持っている微量の酵母菌を時間をかけて増やして、パン作りに利用します。自然のものを使って菌を増やすので当然、時間と手間がかかります。また、酵母菌の元となる材料や作り手、作る環境などで同じものにはなりません。

一方、普段よく聞くのはイースト。これは工場で作られる酵母菌の塊です。安定した発酵や利用し安さを目的に作られたものです。(ひと口にイーストと言っても、生イースト・ドライイースト・インスタントドライイーストの三種類があり、それぞれ使い方や性質も異なります)

天然酵母とイーストはそれぞれの性質から、他の素材が一緒でも違うパンが出来上がります。また、天然酵母自体も同じものは存在しないので、その違いでパンの味にも違いが出ます。

これらの違いは、食べる人の好みで選べばいいのかなと、私は思っています。

古い商店街で営業しています

そんな「サトウさん」国産小麦を使ってパンを焼いている、「チクテベーカリー」です。

2013年に、多摩境の住宅街から南大沢に移転し小さなカフェスペースのある店舗になりました。実は実家のわりと近くにあるので、日本から出る前に久しぶりに出かけてみました。

時間は小雨の降る夕方、閉店時間も近く、パンの種類は少ないかなとは思ったものの、焼き上がりのタイミングでは素敵な出会いがあるかもしれないと思いつつ向かいました。

南大沢の店舗も決して便利な場所ではありません。ただ、住宅街ではなく南大沢三丁目商店街にあるので、商店街の駐車場が利用できます。(分かりづらい道ですが、郵便局が目印です。ただ、駐車場に止めれるかは・・分かりません)

流石にお客さんも品物も少なかったですが、しっかりハード系のパンが並んでいました。パンについてのコメントは・・食べログにお任せします。

数年前は、商店街がもっと寂しかったですが、「チクテベーカリー」効果か、駐車場は綺麗に整備され、以前より活気がありました。私の後ろに並んだおじいちゃん、カンパーニュを出してもらっています。地元に根付いたお店なのだと思った瞬間です。

残念だったのは、イングリッシュマフィンは2年程前から置いていないそうで、イングリッシュマフィン❤️ラブの私は悲しいですがオーナーさんが本当に作りたかったものが作れる環境になったのかなと。

薄くスライスしていただいたパンは、小麦具材もしっかり味わえる美味しいパンです。
使っている小麦も生産者の顔がわかるということから、国産です。

ネットで見つけた「チクテベーカリー」記事と、動画のリンクです。ご興味があれば是非!

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