シンガポールローカル店でコーヒー豆を買おうとして驚いた

シンガポール生活

毎朝飲むコーヒー、お気に入りの豆(粉)が見つからない・・。

ちょっと独特なコーヒー文化があるシンガポール、豆を扱う昔ながらのローカル店を見かけますが、日本人に馴染みのあるアラビカ種の豆は少ししか置いていません。

そんな事で、今はコーヒージプシー(?)みたいになっています。

シンガポールのKopi文化

シンガポールで飲むローカルコーヒーは、濃〜いコーヒーに砂糖とミルク(練乳)がたっぷり。

Kopi(コピ)です。

注文する時には、

  • コピ
  • コピの砂糖・ミルクなし
  • コピの砂糖無し
  • コピのミルク無し

など、好みに合わせ、コピに必要な単語をくっつけてオーダーします。
過去投稿 → シンガポール朝食の定番カヤトースト そもそもカヤって何?

このコピを、Nanyang Coffee(南洋咖啡)と称し、この文化はシンガポールの人に愛されています。
コピは、ホーカーセンター(屋台街)、フードコート、コーヒーショップ・・どこでも楽しめます。

味は、ベトナムコーヒーに似ています。
昔、ベトナムコーヒーはロブスタ種なので、日本で飲み慣れているアラビカ種とは豆の種類が違うと聞きました。

そう、同じアジアのシンガポールで飲まれるコピも、ロブスタ種のコーヒー豆です。

そうは言っても、コーヒー文化の国。
日本で飲んでいたような、朝の一杯用のコーヒー豆も簡単に手に入るでしょう。朝はやはりコーヒーの香りに包まれて、朝日と鳥のさえずりで・・と思いましたが、大違い。(そもそも、日本でもコーヒーの香りに包まれて起きてはいませんでしたが)

ローカル店でコーヒー豆を選ぶ

市場に出回るコーヒー豆のほとんどは、

  • アラビカ種
  • ロブスタ種(厳密にはカネフォラ種の一つ)

の二つに分類されます。

  • アラビカ種
    熱帯高地での栽培が適している他、病気や害虫に弱く、栽培が難しい。
    豊かな風味や酸味を持つ。
    日本で飲むコーヒーはほとんどがアラビカ種。
  • ロブスタ種
    アラビカ種より低地での栽培が可能で、病気や害虫に強く、栽培が比較的容易。
    風味や酸味は少なく苦味がある。

    アラビカ種に比べ、価格は安い。
    アラビカ種の栽培に不向きなアジア諸国で多く栽培されており、ベトナムはロブスタ種の生産量世界一。(全コーヒーの生産量で見ても世界二位)

シンガポールでは、主にマレーシア、インドネシア、ベトナムからロブスタ種を輸入をしています。

そんな事で、飲み慣れたコーヒーを買うなら、

トゥ
トゥ

アラビカ種の豆で、
もっと言えば、ブラジル産が有ったらいいな〜

と、市場へ行く途中にあるローカル店を覗いてみました。

コピの豆は謎だらけだった!

商品を見ましたが、値段の違いしか分かりません。

すると、お店の人が中国語で教えてくれます。
一つも理解出来ませんが、途中で気づいたお店の人が、英語で説明し直してくれました。
それでも、聞こえてくる単語がコーヒーと結びつかない。

これは30%コーンが入っているから安いの。

トゥ
トゥ

は?
コーヒーにコーンを混ぜてるの?

マーガリン砂糖でローストしているの。

トゥ
トゥ

は?
コーヒー豆にマーガリン!?
砂糖も!?
謎!

 

後で、ネットで調べてみると、コピで使う豆は、

  • マーガリンと砂糖でキャラメリゼすることで、香ばしい香りがする
  • コーンを配合して価格を下げる

と書かれていました。
(ロブスタ種は、アラビカ種と比較すると、糖度が低く苦味がありカフェイン含有量も多い豆だそうです。)

 

それにしても、その国独特の文化や風習が、自分の理解を超えていると、聞き取った事が正しいのか間違っているか、見極めも大変です。

 

結局、これはアラビカ豆100%よと言われた豆に決めました。産地は分からずですが。

そして、豆の挽き具合は聞かれない

その後は、

豆のまま?それとも挽く(grind)?

トゥ
トゥ

Grind, please.

のやり取りで、計った豆をあっという間に挽いてくれました。


このお店で一番高い豆。(200g S$3.20 / 240円)

トゥ
トゥ

ペーパーフィルターでコーヒー入れるんですけど、それ用ですよね??

と思いましたが、挽きの粗さを聞かれることも無く、終了しました。

 

ちなみに、コピを出すお店では、ほとんどが布で濾しています(でもネルでは無さそう)

 

もう一件、家の近くのローカル店で豆を買ってみましたが、結果は同じ。


(チョンバルにあるコーヒー豆屋さんと一緒です)

(一番高い、コロンビアを買っていないので、次は購入してみます)

(アラビカ。こちらも挽きの粗さは聞かれず。200g S$4.40 / 350円)

飲んだ感想・・香りはどこへ?

買ってきたコーヒーのお味はというと、

トゥ
トゥ

香りがどこにも無い・・

コーヒーの入れ方や道具(プラスチックのコーヒードリッパーで、注ぎ口が全然細く無い電子ポットから直接)にも問題有りだとは思いますが、驚くほど香りがしてこない。

シンガポールには、スタバも美味しいコーヒーショップもあるので、そういうお店で豆を購入すれば、間違いないのですが、毎日のことなので、もっと買いやすいコーヒーは無いかしら?と思うのです。

今は、シンガポールに来て直ぐの時に買ってみた粉を、時々RedMartで買いつつ、ローカル店を中心にコスパの良い豆を探してジプシーしている最中です。

(イタリアンコーヒーですが。250g S$8.90 / 720円)

トゥ
トゥ

折角シンガポールにいるので、日本ではあまり買えないような、美味しいコーヒーが見つからないかしら??

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