ヒンドゥー教の光の祭典 ディーパバリもキレイです

シンガポール生活

先日は、アラブ街でイスラム文化に触れてきましたが、今度はインド街です。

シンガポールでイスラム文化に触れる アラブ人街・ハラール・ヒジャブ
日本では全く身近じゃない、イスラム教。 シンガポールでは、毎日触れる環境で生活しています。 立派なモスクのあるアラブ人街に、あちこちで見かけるハラールの表示、そして女性が頭にかぶるヒジャブ。 シンガポールが、多民族国家であることを認識させら...

 

ヒンドゥー教の、光の祭典:ディーパバリ、今年は11月4日でした。

そんな、お祝いを迎えた街の様子です。

ヒンドゥー教のお祭り

ヒンドゥー教徒にとって重要な日、ディーパバリ:Deepavali(またはディワリ:Diwali)は、光が暗闇に、善が悪に勝利することを象徴した「光の祭典」です。

そして、この祭りは、ヒンドゥー教徒だけでなく、シーク教徒・ジャイナ教徒・一部の仏教徒にとっても重要なお祭りだそう。

また、ディーパバリの日付はヒンドゥー暦に基づいているため、中国の旧正月の様に、毎年異なる日となります。

 

ということで、2021年の11月4日は、シンガポールは祝日で、街もお祝いムードです。

 

最も賑わう場所は、リトル・インディア
この時期、メインの大通りはライトアップされるとのこと、行ってきました!

お祭り間近のリトル・インディア

例年、屋台が出たり、コンサートやパレードが開催されたりと賑わうそうなのですが、コロナ禍で、通りのライトアップは行われているものの、今年もイベントはオンラインが主で開催となっています。
2021年シンガポールディーパバリ

それでも、必要なものを求めて、大勢の人が集まっていました。

 

リトル・インディア・アーケード脇の細い道路も、なかなかの人混みでした。

 

食材やお菓子、洋服にジュエリー、花にデコレーショングッズなどなど。

 

夕方の礼拝に合わせて寺院もオープンし、人が集まります。

 

 

この期間、ヒンドゥー教徒の家庭ではこんなことが行われます。

 

家を光で飾る

小さなランプに火を灯して家のあちこちに飾ります。

 

我が家の斜め向かいのインド系のお宅は、玄関前にカラフルな飾り付けと、小さなロウソクを灯しています。
(コンドミニアムの事務所からは、火に気をつける様、通達が全家庭に届いています)

 

地面に絵を描く

コラム:kolam(またはランゴリ:rangoli)と呼ばれる飾りが地面に施されます。
幸運を呼び込み、悪霊を追い払うために描かれる模様で、着色した米粉や小麦粉、石灰、花びらなどで描かれます。
お店では、印刷されたプレートも売っていました。

 

二階のお宅の玄関前も、模様が描かれました。

 

新しい洋服を着る

布のお店も人でいっぱい。
ディーパバリは、新しい始まりと再出発も表しており、多くの人が新しい服(女性はサリー)を身に纏うそう。
リトル・インディアに沢山あるテキスタイル(布)のお店も人で一杯でした。

そして、ゴールドショップも賑わっていました。

セラングーン・ロードのライトアップ

リトル・インディアのゴールドショップが連なる大通り、セラングーン・ロードは、光のアーケードが出来ていました。
今年のメインのモチーフは孔雀です。

ヒンドゥー教では、クジャクは勝利と愛、知恵や美などを象徴するものだそうです。また、ヒンドゥー教の神々の乗り物としても尊ばれています。

*ライトアップはPM7:00からです

リトル・インディア以外でも

国の祝日なので、リトル・インディア以外でも飾り付けが行われていました。

 

近所のローカルスーパーでは、お祭り用のお菓子や飲み物などの詰め合わせセットが販売されています。

IKEAでは、色鮮やかな模様でインテリアのディスプレイ。

中華系の人が多めのモールでも、飾り付けはディーパバリ。孔雀です。

そして、近所のホーカーセンター(屋台街)も。

 

シンガポールでは、10月31日のハロウィンはだいぶ影が薄かったかもしれません・・。

 

ちなみに、我が家の斜め向かいのお宅の玄関前の全体です。(ドアの飾りはイレギュラー?)
ディーパバリの当日、家族で正装し、記念撮影していました。
(サイドに置かれている鉢植えには、電飾も付いています)

 

Happy Deepavali !!

まだ、ディーパバリのお祝いは続いています。

タイトルとURLをコピーしました