気になりながらも利用していなかった、シェアサイクル(自転車利用サービス)。
最近、グリーンのAnywheelを利用し始めました。
その結果は・・・、痒いところに手が届く。
簡単な使い方と、シンガポールのシェアサイクルのこれまで(?)です。
シェアサイクルが気になる
シンガポールは、地下鉄やバスなどの公共交通網が充実しています。
タクシーも日本よりリーズナブルに利用できるので、両方合わせると、移動の手段に困ることは少ないです。
そんな中でも、広い公園へ行くと、最寄りのバス停までちょっと遠かったり、近所の遊歩道も、先を見るにはかなり距離があったりします。
そんな時に気になっていたのが、シェアサイクル(自転車利用サービス)です。

あったらいいな・・と思うところにあるんですもの。
最近は、かなり綺麗な自転車も。
そんなことで、シェアサイクルを利用してみることにしたのです。
シェアサイクル業者とサービス内容
シェアサイクル業社
街で見かけるシェアサイクルは、以下の2種類。
- SG Bike
- Anywheel
SG Bikeはオレンジと黒の自転車。
あちこちで見かけるので、シェアは一番と思われます。
ただ、数が多い分だけ、打ち捨てられているような自転車も多く・・。
一方のAnywheelはグリーンの自転車。
台数は圧倒的に少ないのですが、自転車は比較的綺麗です。
サービス内容
どちらのサービスも、アプリで操作します。
アプリの地図上に駐輪場と、自転車の場所が表示されます。
利用料金は30分でS$1。
その後は、
SG Bike S$0.9 / 30分(分刻み精算)
Anywheel S$1 / 30分(30分単位)
となっています。
SG Bikeの方が長く乗る場合はお得。
ですが、

綺麗な自転車に乗りたいわ・・
ということで、グリーンのAnywheelアプリを、ダウンロードすることにしました。
アプリをダウンロードして、料金チャージまでを完了させておきます。
- アプリダウンロード
- 利用者情報登録(SMSの認証コード入力必須)
- クレジットカード登録(デビットカードがあればそれでも)
- チャージ(最低 S$10から)
これで、自転車を利用する環境が整いました。
グリーンのAnywheelに乗っています
いつも、こうして利用しています。
利用方法
- アプリを起動し、近くの自転車を探します
(Pは駐輪場、緑は自転車です。 Anywheelの自転車の数は少ないです)
- 最寄りの緑の場所へ行き、自転車を目で確認
- 自転車についたQRコードをスキャン
鍵が自動で開き、利用開始です
(このタイミングで、自転車の不具合が無いか確認します) - 返却するときは、アプリの地図で駐輪場検索
- 黄色い枠内に自転車を止め施錠
- 駐輪場のQRコードをスキャン
これで、利用終了となります。
乗車した時間に応じて、料金がチャージ分から差し引かれます
自転車操作方法
ベル
左ハンドル側:線が入った部分を回します
ギア
右ハンドル側:丸が入った部分を回します
椅子の高さ調節
サドルの手前側下の緑の取手
掴む(上にあげる)と椅子の高さが変えられます
使ってみた感想
利用しやすいと思うところ
S$10 / 800円という少額のデポジットから利用できる
チャージした金額に利用期限は無い
微妙だと思うところ
自転車の台数が少ない
状態の悪い自転車が中にはある
シンガポール シェアサイクルの現状
シェアサイクルについては、

もっと早くから、使っていてもよかったな〜
と、思っていますが、
それまでは、打ち捨てられたような自転車を目にして、利用したいという気持ちはそれほど大きくありませんでした。
観光客がいない今、やっぱりシェアサイクルは下火になってしまったのかと。
ところが、よく確認すると、ブームの下火はコロナ以前に来ていたのです。
【2017年】
シンガポールでシェアサイクル、スタート。
瞬く間にブームに。
【2018年】
「放置自転車」が大きな社会問題に。
自転車にはGPS機能が搭載されているので、どこに止めても良かったことも、自転車があちこちに置かれてしまう原因になりました。
シンガポールLTA(陸上交通庁:Land Transport Authority)が、事業者に適用される法律を改正。
・駐輪は指定された場所とする
・自転車一台に対し証拠金(S$60)を支払う
事業の撤退や閉鎖などが発生。
撤退した最大手の会社は、利用者からデポジット(4,000円近く)を徴収していましたが、未返金となる事態に・・
(Photo:The Straits Times)
【現在】
前出の2社がシンガポールでシェアサイクル事業を展開。
最近では、
- コロナ禍で屋外利用歓迎
- 環境に優しい
- エクササイズになる
と、自転車の良い面がクローズアップされ、自転車需要が高まっているそうです。
最近グリーンの自転車が目につくのは、偶然だけでは無いのでした。
自転車道の今後の拡張計画
シンガポールLTAは、島内にある、現在460Kmのサイクリングパスネットワークを、2030年には3倍、1300Kmにすることを発表しています。
参考:
Extra 6.8km of cycling paths to be built near Mayflower and Lentor MRT stations by 2026
先日、複数台ある中から、よりによって間違った自転車を選んだ私。
途中の景色を撮るため、自転車から降り止めようとした所、
自転車を自立させるスタンドが無かった・・・涙。(自転車を漕ぐのに問題は無いのですが)
次回利用するときは、見た目の綺麗さだけでなく、スタンドとブレーキに問題が無いか確認してから、利用します!!
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