5月の第2日曜日は母の日です。2021年は5月9日。
いつもは素通りする市場(ウエットマーケット)で、初めて花を買いました。いつもに比べ、少し花が多く入っていたので。
この時期、母の日の贈り物で、お花の需要が高まるようです。
シンガポールの母の日は?
シンガポールお母の日は、日本と同じ5月の第二週の日曜日です。
日本では、母の日のお花といえば、『カーネーション』一択ですが、シンガポールでは、カーネーションだけにこだわらず、花全般をプレゼントするようです。
お花の他には、ちょっと贅沢な食事に出かけたり、カードやプレゼントを送ったり。会えなければ、電話をかけたり。
そんな事で、この時期は花の需要が高まります。
近所のウエットマーケット(市場)の花が多い
シンガポールで自宅用の切り花をどこで買うかというと、今のところ、チョンバル市場の花屋さんやスーパーマーケット、Market Placeにある切り花コーナーと思っています。
過去投稿 → 切り花を長持ちさせる水揚げについて
過去投稿 → シンガポールで新鮮な切り花を安く買いたい
ただ、どちらも家から歩くには遠すぎます。
もっと身近に・・というところで、いつも花を横目でみつつ、通り過ぎていた場所、近所のウエットマーケットの花屋さん。
何故通り過ぎていたかというと、花はランか菊しかなく、緑の葉もほとんどありません。
ターゲットとしている顧客は、
- 神様へお供えする花を買う人(菊の花)
- お祈りの時に使う花を買うインド系の人(マリーゴールド の花首の詰め合わせ)
- 生鮮食品買い出しのついでにお部屋に飾るランの花を飾る人(デンファレ)
この3タイプだけではなかろうか!?という品揃え。
そんなお花屋さんでしたが、今日は違っていました。
本日のターゲット顧客は、
- 母の日のプレゼントに花を買う人!!
母の日向けなので、色違いのカーネーションが入っていましたが、他の花も入っていたので、初めてそこで買ってみることにしました。(トップ画像も参照)
花が新鮮かどうか見極める
新鮮な花が買えれば、花持ちも良いので、上手に花を選びたいです。
花を選ぶときには、いくつかポイントがあります。
ガーベラ
花を持った時に、茎がしっかりしている(しなったりしない)
キク
葉っぱが、しっかり上むきになっている
ラン
花の中心が黒っぽくない
バラ
花の緑のガクが、花びらに添って上を向いている
(このバラは完全に下向き)
全般
花全般に言えることは、葉っぱが元気であること。
力なく下を向いていたり、折れてしまっているのは古いので、避けた方が良いです。
束になったものを買う時は、葉の様子やバラのガク部分を確認するのが難しいことがありますが、できる範囲で確認します。
今回は初めてのお店なので、少しだけ買ってみます。
可愛い色合いの菊が真っ先に目に入ったので、それは買います。あとはその色に合うガーベラに、残っていたレモンリーフ。(合計S$3.00 / 240円)
安い・・
買ってきた花の処理
買ってきた花の処理ですが、菊は茎に雑菌が付きやすく、ガーベラは茎が弱いと、どちらも水に強く無いので、水の量は少なめにし、水換えの時には、茎もしっかり洗います。
今回買った、菊・ガーベラには、生産者によって、ちょっと手が加えられています。
ガーベラのワイヤー処理
ガーベラの茎は折れやすいので、補強のためのワイヤーが付いていました。
今は、品種も改良され、ワイヤーが無くても茎が曲がってしまうことは無いと思いますが、海外では茎を損わないためにやっているのでしょうか。花の周りに付いた、保護フィルムは剥がしますが、ワイヤーはそのままで花瓶に生けます。
フラワーアレンジ では、ガーベラや、チューリップなど、茎が弱い花をオアシスに挿す時に、補強のためにワイヤーを中に通すことがあります。
また、光の方向に花が向くので、アレンジの形が一晩経つと変わってしまう事象が。
それを防ぎたい時にも、ワイヤーを利用します。ちょっとかわいそうな気もしますが。
スプレー菊の摘芯
買ってきたスプレー菊(一つの枝に複数のお花が付いている菊)の真ん中の枝に、花が付いていません。
これは「摘芯」といって、成長点の新芽をあらかじめ折ることにより、脇芽を沢山出すための処理です。
脇芽が出るということはそこに花が付くので、花数を多くする為に、必須の作業です。
スプレー菊以外にも、スプレーバラやガーデニングで人気のペチュニアやサフィニア、ハーブのバジルやトマトなども、摘芯で花を増やす事のできる植物です。
飾っています
買ってきたお花は、無事部屋に飾っています。
近所の市場でも、花を買えそうなので、花屋さんの仕入れ日をリサーチして、近い日に花を買えたらいいなと考えています。
あとは、イマイチな家の花瓶をなんとかする・・を、花関連の最優先事項として対応していこうと思います。
つまりは、新しい花瓶を買うってことです。