シンガポールの緑化政策とガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

フラワー

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、やっと行きました!(昼間です)

シンガポールの写真やイラストには、必ず載る公園です。
その中に、フラワー・ドームクラウド・フォレストという植物の温室があります。
フローラル・ファンタジーなる花の展示もあるようですが、今回は温室2箇所の見学です。

コロナ禍で、人は少なくだいぶ寂しかったですが、営業しています。
施設のチケットは、時間指定入場でオンライン購入のみです。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイとシンガポールの緑化

トゥ
トゥ

緑が多いな〜

シンガポールの街を歩いている時の印象です。

シンガポールは建国以来、段階を踏んで緑化計画を続けていますが、このガーデンズ・バイ・ザ・ベイの建設(2011年)は、そのフェーズを一つ進めたプロジェクトでもあるようです。

それぞれの構造物は、鑑賞以外の役割も持ち、シンガポールの街づくりの理想とする形を体現したと、考えてもいいのかなと思います。

今回は、公園について投稿ですが、現状のシンガポールの緑化についても、別途投稿を予定しています。


(スーパーツリー夜 Photo by Mike Enerio on Unsplash

チケットはE-Ticketのみ

公園自体は無料で入れますが、私の目的はフラワー・ドームクラウド・フォレスト

どちらも温室でフラワー・ドームは世界の草花を、クラウド・フォレストは山の景色を楽しめる場所です。

入園料が必要なので、休園日じゃ無いかだけを確認してから、出かけました。
ところが、行ってみると窓口が全てクローズ・・。

どう言うことか?
施設の入り口には係の人がいるので、営業はしています。聞くと、コロナでチケットの対面販売はやっていないとのこと。

スマホで、時間指定のE-Ticketを購入です。(両施設 S$20.00/大人1名 2021年1月)
指定する時間は30分間隔で設定されており、指定した時間から1時間の間、入場が可能です。

まずはフラワー・ドーム

まず、一番見たいと思っていたフラワー・ドームへ。

日本では「温室」湿度があり温度が高く設定されている・・ですが、こちらでは、「温室」乾燥させた涼しい空間が正解でした。

23°C – 25°Cに設定された温室で、世界の地域別に生息する植物を集めて展示しています。
中央のスペースは、その時々のイベントの花が展示されます。今はダリアの展示です。

(写真はクリスマス展示)

花や木の名札に書かれたQRコードを読み込めば、Wikipediaの植物説明のサイトが表示されます。
なので、ここには詳細説明は無く、名前のみの表示です。

 

施設はフラワーと名がついていますが、かなりガーデン寄りですね。

次にクラウド・フォレスト

山岳地帯の植物を鑑賞できるのが、クラウド・フォレストです。

こちらも「温室」で、結構、寒いです。
入り口を入るとすぐに大きな滝が。

 

水しぶきも迫力です。(ウエディングフォトを撮っているカップルがいました)

 

高い位置に歩道もあります。

 

ランの花が見事です。

 

最上階のロストワールドエリアには食虫植物も。

興味深く見学しました。

サステナビリティ(持続可能性)への取り組み

シンガポールでは、建国の父、リー・クアンユー前首相が建国当時からスタートさせた緑化政策が今も続けられています。

目標達成のため、段階を踏んで進めていますが、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは次のフェーズ(緑に囲まれた都市:City in a Garden)へ向かう、一つの大きな取り組みだったようです。

(From : Gardens by the Bay)

サステナビリティ(持続可能性:経済や社会だけでなく環境面でも将来の展望がある)の取り組みは、こんなことです。

  1. 落ち葉や枝
    公園内やシンガポールで出た落ち葉や切り取った枝を集め、火力発電の燃料として使用
  2. スーパーツリー
    1.で発生したガスを天井から排出
    天井に太陽光発電パネルを設置し、ショーで利用する電力として利用
    *7:45pm & 8:45pmの1日2回、光と音のショー2月27日から再開です)
  3. ドーム
    天井に降り注ぐ雨を、公園内の池の水として利用
    ドームのガラスは熱を逃し、光だけを取り込む構造(燃料削減)
    1.の燃料を利用し、ドーム内を冷却
  4. 公園内の植物
    成長やメンテナンスの過程で1.の燃料として利用

  5. 公園内の植物用の水としても利用

 

長年のこの取り組みの成果が、私のシンガポールの印象になったのですね。

街中の緑化 → シンガポールの緑化政策 生活の中で感じること

 

 

公園の中、ドームへ向かう途中で、女の人に声をかけられました。

日本人ですか?

 

どの位こちらにいるんですか?
PR(永住権)ですか?

ビビります。
いきなり声をかけられて、そんなプライベートな事を!?
とりあえず、

トゥ
トゥ

まだ、来たばかりです。

私はリジー、
電話番号かラインを教えて!

え?
どちら様?

とりあえず、なぜ日本人に興味があるのか聞いたのですが(つもり)、返事が理解できず。
結局、勢いに押されライン交換をし、一度だけやり取りしましたが、その後はやっていません。

何だったんでしょう?
未だに謎です。

シンガポールの人はフレンドリーだなと、感じてはいるのですが、それにしてもグイグイ来すぎで驚きました。

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