車椅子に優しく滞留禁止ゾーンまで シンガポールのバスは使えます

シンガポール生活

シンガポールでの移動には、バスをよく使っています。

なんと言っても料金が安い3.2キロまでの最低料金なら80円ぐらい。(1シンガポールドル80円で計算しています)
そして、シンガポールはバスに優しい。

今ならネット環境とGoogleマップさえあれば、行きたいところに出かけられます。
時間があれば、のんびり景色を見ながらバスでの移動は如何でしょう?

Google地図が便利です

旅行者で、バスを利用しない人って結構いると思います。

1) 時間がかかる2) どのバスに乗ってどこで降りればいいのか分からない

今は、Googleマップのお陰で2) の問題は解消です! 時間が少し有って、景色を楽しみたかったら、バスを利用してみるもの楽しいです。

 

まずGoogleマップで目的地への経路検索です。

すると、バス・電車・タクシー・徒歩、いろいろなルートでの行き方を教えてくれます。バスなら、何分後何番のバスに乗るかまで教えてくれます。 もう、便利❤️。

また、ダブルデッカー(二階建てバス)も多いので、二階のシートに座れば景色を楽しむこともできます。

タクシーも日本に比べると料金は安く使い勝手がいいですが、外の景色をのんびり楽しみながら・・となると、バスの方が向いている気がします。


(出発地と目的地の入力で乗換検索実施)


(好きな行き方をクリックすれば詳細表示)

そして、バスに乗っていて気付きました。

  • ノンステップバスがほとんどで、車椅子やベビーカーでの利用者が多い
  • 滞留禁止ゾーンがあり、バスの運行がスムーズになる交通規則がある

車椅子で利用しやすいノンステップバス

シンガポールではほぼ全てがノンステップバスの様です。(ここでは、昇降口に階段が無いタイプのバスのことを指しています)

日本でもノンステップバスが増えましたが、全国でみると普及率は2019年末61%、まだまだ少ないです。(国土交通省)

バスの作りは、車体中央部の昇降口は床の一部がスロープとなる仕様です。車椅子ベビーカーの人がバスを乗り降りする際には、運転手さんがその床部分を地面に降ろすことで、バスへの乗り降りがスムーズにできます。

シンガポールに来てから、何度もこれを使ってバスを利用する車椅子の人を見かけました。
日本ではそもそもバスに乗る機会が少なかったとはいえ、車椅子の人が1人でバスに乗るところなんて、見たことなかったので、驚きました。

どんな人も、公共の乗り物を利用できる環境と人々の意識。

滞留禁止ゾーンでバス運行の助けに

信号機に近い位置にあるバス停の工夫です。

赤信号の場合、一般車両がバス停に停車するバスの前方ー隣ー後方と連なります。そうなると、バスはそれらの車が進んで道路が開くまでは、一般道へ戻ることは出来ません。

シンガポールでは、バスが一般道に戻るためのスペースをバス優先ボックスと呼び、滞留禁止ゾーンに設定しています。

そのおかげで、信号機が近いバス停でも、すぐに一般道に戻ることが出来るんです。

これ以外にも、バス専用レーンがあったり、時間帯でのバス優先道路があったりと、バスを利用しやすくする工夫がなされています。


Land Transport Guru:シンガポール公共交通機関情報

バスの乗り方と料金

バスの利用方法と料金についても。

ここでは簡単に。
他のブログで、このあたりの情報は手厚く書かれているものを見かけるので、詳細はそれらのサイトをご覧ください。

乗り方 降り方

Googleマップで自分の乗るべきバスの番号到着時間がわかれば、後はバス停で待つだけ。

  1. バスが近づいてきたら腕を上げ、バスの運転手にアピール
  2. バス前方から乗り込み、EZ-Linkカードを読み取り機にかざす
  3. Googleマップで目的地が近づいたら、赤いボタンを押す
    (前方にStoppingの表示があればすでに他の人が押しているので押さなくて大丈夫)

  4. EZ-Linkカードを読み取り機にかざし、降りる

料金の支払いはEZ-Linkで

料金は乗車距離によって変わります。

3.2キロまでは、S$0.92(80円位)、最長40キロを超えるS$2.17(160円ちょっと)
シンガポールバスサービス料金表

 

支払いには、EZ-Linkカードを利用するのが便利です。Suicaやパスモに似たカードです。

キャッシュで払うよりお得な料金設定になりますし、キャッシュはお釣りが出ないので、あらかじめピッタリの料金を準備しておかなければなりません。

ただ、購入時にカード代がS$5(400円)取られるのと、チャージがS$10単位(800円)なのが、短期旅行者には使いづらいところではあるかもしれませんが、

  • 有効期限は5年
  • 地下鉄も利用可
  • 市内の自販機などでも利用可

と、乗り物以外でも使えるので購入もありかと。
初回購入時はS$12(960円)から。S$5のカード代を除いたS$7(560円)分が利用出来ます。

購入はMRT(地下鉄)の窓口で。
もちろんチャージAdd ValueまたはTop Upという単語が使われます)も出来ます。
チャージについては ATM や 7 eleven でも可能となっています。(やってみたことはありません)

シンガポールでよく見かけるオレンジジュースの自販機でも使えます♪

(オレンジジュース生搾り自販機 この機種は一杯240円位です)

(ここにカードをかざします)

 

バスに乗る時は、こちらにもご注意くださいね。
コロナでの新しいバス内マナーです。
マスク必須おしゃべりは控える(同乗者同士または電話)

最後に、バスの運行ルートを知りたい・・という時には、こちらのサイトが便利ですよ。https://busrouter.sg/#/

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