シンガポールで時々見かける、花が綺麗な街路樹。
実は、花と思った部分は花ではなく、萼(ガク)でした。

それにしても、このガクは花に対して随分大きいね・・・
大ぶりな花が綺麗な街路樹をよく見かけます
近所のHDB(公共団地)に、綺麗な色の大ぶりな花を咲かせている木があります。
シンガポールでは割とよく目にします。
白とオレンジがかったピンクの二色あり、グリーンの葉が生茂る間に、鮮やかな色が目に入ってきます。

どんな花かな?
いざ、近寄ってみると・・

ん?

これ、花じゃない!!
というか、ちょっとくたびれかけた葉っぱ?
アカネ科コンロンカ属のムッサエンダ種
この花と思っていたのは、萼(ガク)でした。
肝心の花は、この小さな黄色い子。
この木は、アカネ科コンロンカ属ムッサエンダ種の、
- ドナオーロラ(白)
- ドナルス(赤)
です。
フィリピンやニューギニアが原産のムッサエンダ・フィリピカの園芸品種で、開花は5月〜10月、2m以上となる高木です。
開花期が長いので、熱帯地方では、街路樹として利用されることの多い木だそう。
これからは、

ガクが綺麗だな〜
と思って街を歩きます。
アカネ科コンロンカ属のムッサエンダ・エリトロフィ種
実は、同じ経験を既にしていました。
今回、一緒に調べてみると・・
アカネ科コンロンカ属ムッサエンダ・エリトロフィ種で、一般名は「ヒゴロモコンロンカ」。
開花は5月〜10月、2m以上となる高木となっています。
こちらも、鮮やかな赤の部分が花じゃないという植物です。
ドナと同じ科に属する植物なので、似た様な構造だったのですね。
ブーゲンビリアも実は・・
花かと思ったら花じゃない、そんな植物でもっと知名度が高いものがありました。
それは、ブーゲンビリア。
シンガポールでも、歩道橋の装飾に使われています。
綺麗なピンクは花に見えますが、近づいてみると・・・
実は、花はこの白い小さな子です。
この花は一つの枝に3つ咲きますが、写真では2つがまだ蕾です。
ブーゲンビリアはオシロイバナ科で、ピンクの部分は、ガクではなく葉(苞葉)です。
苞葉も花同様、ほとんどが3枚で構成されます。
ピンクの部分は花だと、勘違いされている事が多いのでは無いかと思います。
興味深い花は他にもあるのですが、上手くまとめられずに今日に至ります。
追々、ここで紹介できたらいいなと考えています。
(フワフワした、こんなのとか)