幹に横向きの筋がついてるのが桜の木だよ。
そうなんです。このことを知っていれば冬でも桜の木がどれかわかります。春の花咲く時を楽しみに待てますね。
それでも待ちきれない人は、お正月ごろから花屋さんで見かける「啓翁桜」というのはいかがでしょうか。
春になるといつも驚きます
春になると思います。日本って桜が結構あるよね。
特に葉が落ちてしまった後の、秋冬の間は桜に限らず何の木かわかりません・・。桜の季節になって初めて、

ああ、この木、桜の木だったんだ!
って。
花がない時に見分けが出来ていれば、花の季節に見に行くこともできます。
紅葉の時期の木は
実家に帰省した時に紅葉を見に出掛けました。落ち葉の中を歩いている時に父が、

幹に「横向きの筋」がついているのが桜の木だよ。
と。
確かに足元の落ち葉を良く見ると桜の葉です。言われて木の幹を見てみると、縦ではなく、横に筋がついています。隣の木も。でも奥の木には筋はありません。意識はしていませんでしたが、桜の木ってそういえばこんな感じだった!
その後も、自宅近くの桜並木の木の幹を見ると、表面はツルッとした樹皮にも関わらず横向の筋がついています。こっちの並木も。
「ソメイヨシノ」発祥の地
街中で見かける桜はほとんどが「ソメイヨシノ」です。
「ソメイヨシノ」発祥の地が、自宅から近い駒込にあります。Wikiによると、”江戸時代末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成”となっています。種子から育てるのではなく、接ぎ木(他の木と接合して癒着させる)などで育てるため、日本中にある「ソメイヨシノ」は皆同じ栽培品種のクローンだそうです。
つまり、同じ性質を持っていて、花の形状や開花条件などはどの木もほぼ一緒。同じ条件下にある木は同時に開花を迎えることができる様です。
そんなことから、15年ほど前からJR駒込駅の電車発着音は「さくらさくら」が使われています。
家で桜を楽しみたいなら啓翁桜
折角桜を楽しみたくても、「ソメイヨシノ」だとどうしても短い期間しか楽しめません。
そこで、切り花として桜を楽しむ場合には「啓翁桜」が使われます。お正月や一般的な桜の季節より早い時期に桜を楽しみたい場合はこちらです。
結婚式場でも、春に桜でウェディング会場を飾りたいと言うリクエストは多く、その際に使われる桜は「ソメイヨシノ」ではなく「啓翁桜」でした。開花のコントロールが可能で、花色も「ソメイヨシノ」と比較すると、ピンクの色が少し強く華やかです。
お花屋さんで扱われる桜はほとんどが「啓翁桜」です。
ラッピングされているのセロファンか、値札には「啓翁桜」と書かれていることと思います。
(一輪の花に何十もの花弁を持った八重桜も、時々ウエディングで使われたり、店舗で見かけることもあります。)