今年は、8年ぶりの満月の十五夜だそうで。
シンガポールでは、ランタンの灯りに照らされながら、お月様を眺めることができました。
*本日は3のつく日、「パン」カテゴリー投稿の日でしたが、中秋節の様子です。
中秋節(Mid-Autumn Festival)
シンガポールの街が月餅で溢れ、驚いている間に、中秋節がやってきました。
「中秋節」は旧暦の8月15日、暦の上での秋の真ん中のこと。
日本の「十五夜」または、「中秋の名月」に当たります。
一方の、「満月」です。
月が、新月から満月になるには、13.9~15.6日ほどかかります。
日数のばらつきは、月の楕円軌道によるもので、常に中秋節が満月になるわけではないそう。
それが、今年は8年ぶりに「満月」の「中秋節」となったのです。
2022年、2023年もこの状況(満月と中秋節が同日)で、その後は2030年まで有りません。
国立天文台:
ランタンでライトアップ
中秋節で目に付くのは、月餅だけではありません。
ランタンも重要なアイテムです。
(ランタンが沢山売っていました)
そんなランタンにも、暗いからという以外の由来がある様で、
悪霊を退け福と光明をもたらす象徴
と、書かれているものを見ました。
そして、ランタンが灯った様子は・・綺麗でした。
チャイナタウン
旧正月の時期に次いで、賑やかになるのでしょう。
通りに中秋節の飾りつけがなされます。
(夜には、オブジェが光ります)
通りはこのように、飾られました。
(飾りが月餅・・)
そして、ザ・ランタン。
飾りは毎年変わりますが、「月の女神」と「月の兎(玉兎)」は必ずどこかにいます。
(こちらも、夜には光ります)
由来をネットで探してみましたが、どれも少しずつニュアンスが異なり、正しくはどれなのかの判断はできませんでしたが、
「月の女神」:
弓の名手「羿(げい)」の妻「嫦娥(じょうが)」のこと。羿が手に入れた不老不死の薬を飲んだ嫦娥が、月に昇った姿。
「月の兎」:
老人(実は神)を助けるため自分の身を犠牲にした兎が、月の中に蘇り、不老不死の薬を作っている。
というのが大筋で言い伝えられている内容でした。
日本では、月の兎は、杵を持ってお餅をついていることになっていますが、中華系では、杵で薬を作っている・・とされているんですね!
家の近所
中華街ほどのゴージャスさはありませんが、近所にもライトアップされた通りがありました(中秋節の前日の様子です)。
何故こんなところでランタン?と思ったら、
背の高い建物や、大きく育った木の間から、きれいなお月様が見えるのでした。
静かで、のんびり歩けたので、これはこれで雰囲気があって良かったです。
*Alexandra Canal Linear Park、MRT Queenstown駅前辺りから、SkyVille @ Dawsonの前までです。
宴の後は?
さてさて、中秋節の翌日はというと・・。
日本だと、お正月飾りにしても、雛人形にしても片付けるタイミングは厳密です。
シンガポールはというと、あまり気にしていない様子。
先月のナショナルデーのフラッグも、しばらくは飾られていたし、今回のライトアップも、チャイナタウンでは来月の頭まで、楽しむことができます。
ただ、中秋節翌日に出かけた、オーチャードにある高島屋、特設の月餅売り場は跡形もなく消え去っていました。
さすが日系、高島屋。一部の隙もなく厳密なのでした。
「満月」(9月21日)当日は、というと。
雲からちょうど出てきて、綺麗なお月様を見ることができました。