ここで、ウェディングも出来るんだ〜
近所の公園の中にある施設で、ウェディングの会場準備が進められていました。
コロナ禍にシンガポールに来て、なかなかそんな場面を見ることがなかったので、嬉しかったです。
近所の公園でお散歩
時々、近所の公園をお散歩します。
その中でも、この公園は花が多く、それらを鑑賞する仕様で作られていて、私にとっては嬉しい公園なのです。
この公園は、一般的にイメージする公園とは違っています。
中心部にある建物ではレストランや園芸店、植物に関するアクティビティを開催していたりと、ガーデニングに関するいろいろなことが、この場所に来れば全て出来る様に作られた、公園なんです。
ウェディングの準備中
そんな公園で、ウェディングの会場準備が行われていました。
コロナ禍なので、人数は少なく、簡素な結婚式のセレモニーなのだと思います。
生花のアレンジを見る機会が、あまり無かったのでちょっと嬉しい。
使われているお花は、トルコキキョウに色とりどりの薔薇の花。
トロピカルな花(蘭の花など)では無かったです。
この日は曇り空。気温29°ですが、お花に頑張ってもらいたい。
それにしても、この場所は雰囲気が、本当に素敵です。
水の下には広い芝生エリアもあるので、こちらでのガーデンウェディングも可能です。
併設するレストランで、パーティーの準備もやってくれる様で、コロナ禍でなければ、人気があったのかもしれないなと思います。(駐車場もあります)
岡倉天心の一文も
そして、公園を入ってすぐのところに、こんなフレーズを印刷したオブジェが。
In joy or sadness, flowers are our constant friends.
「Kakuzo Okakura」(岡倉覚三) 「The Book of Tea」(茶の本)の、「花」の章の中の一文です。
「岡倉天心」と言ったの方が、私たちには馴染みがあるかもしれません。
ニューヨークで出版された、岡倉天心が茶の湯について書いた本ですが、茶の湯とも関わりの深い「花」についての記述があるのです。
この文章の続きです。
In joy or sadness, flowers are our constant friends. We eat, drink, sing, dance, and flirt with them. We wed and christen with flowers. We dare not die without them.
喜びにも悲しみにも、花はわれらの不断の友である。花とともに飲み、共に食らい、共に歌い、共に踊り、共に戯れる。花を飾って結婚の式をあげ、花をもって命名の式を行なう。花がなくては死んでも行けぬ。
『茶の本』より 著:岡倉覚三 訳:村岡博
日本人の生活と花って、密接に関係しているんだわ。
と思うとともに、シンガポールの目指す緑化計画とも、通じるものがあるかも・・と、思ったのでした。
(ちょっと残念なのは、オブジェの名前のアルファベット順が微妙なことです。)