2月16日、シンガポール政府の発表がありました。
新型コロナの、行動規制に関することです。
これまでより少しだけ緩和されたのです。
新型コロナ行動規制に関する新たな発表
シンガポール保健省(MOH:Ministry of Health)は、2月16日、新型コロナの行動規制のルールをわかりやすく変更すると会見しました。
現在、オミクロン株の流行で、感染者数は増加。
前日の15日(火)、感染者数は2万人近い人数となりました。
諸外国と同様ならば、数週間後には感染者数は減少するだろうと予測しているものの、規制を緩和するには時期尚早。
そんな中で、今後の経済活動活性化に向け、変更することとなりました。
これには、次のアクション(開放)に向けた準備としての目的もあります。
安全管理措置の5つの対策
まずは、安全管理措置に関する規制を5つにまとめ、理解しやすくしてくれています。
その5つの内容について、簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。
以前と比較して、大きく変わったわけではありませんが、少しずつ許されることも。
分野 |
行動(いつから) |
|
1 |
グループサイズ |
・集団行動可能な人数は5人まで |
2 |
マスクの着用 |
・運動時などを除き必須 |
3 |
職場でのルール |
・社員の半数(50%)まで出社可能 |
4 |
セーフディスタンス(他者との距離) |
・マスク時、セーフディスタンスは必須ではない(2/25~) |
5 |
収容人数制限 |
・固定数での人数制限から、会場の収容人数に応じた制限とする(3/4~) |
グループサイズについては、これまでと同様ですが、オミクロンのピークが過ぎれば、8人・10人と人数引き上げも検討との発言もありました。
(Photo:CNA)
感染者の医療プロトコル
濃厚接触者と特定された場合のプロトコルが、変更になります。
新規則(2/18~) |
これまで |
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警告の種類 |
HRN |
HRW |
隔離期間 |
5日間 |
7日間 |
検査方法 |
これまでと同様 |
ART(抗原迅速検査)による自己検査 |
保健省によると、隔離期間の短縮はオミクロンの変異型の潜伏期間によるもの。
デルタ型の潜伏期間が4日であるのに対し、オミクロンは2日。
感染してしまった場合は、これまでより速く症状がでます。
そして、回復後は早い社会復帰が可能となります。
職場での検査要件
オフィスに出社する場合の、検査要件も緩和されました。
新規則(2/18~) |
これまで |
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ARTなどによる定期検査 |
義務ではない |
義務 |
ただし、免疫力が弱かったり、医療従事者、高齢者介護や5歳以下の子供がいる施設などでは、引き続き必須となっています。
国境措置
オミクロン株の出現により、縮小したVTL(ワクチントラベルレーン)枠の完全復活。
対象国 |
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VTL(陸上)(2/22~) |
マレーシア |
VTL(航空)(2/25~) |
香港・カタール・サウジアラビア・アラブ首長国連邦 |
VTL(海上)(2/25~) |
インドネシア(ビンタン島とバタム島) |
VTLやカテゴリー1の国からの入国では、シンガポール到着時のPCR検査は不要。
全ての入国者の、隔離期間は7日間に短縮されます。
国境措置に緩和が見られるのは、
シンガポールの新型コロナ発症率が、ほとんどの海外渡航先と同程度であり、海外から入国した感染者が国内の感染者を増加させる可能性が低いためである。
そのため、シンガポール滞在中に重症化しにくく、医療能力に負担をかけない旅行者からの流入を促進することに重点を置いている。
(訳:DeepL)
と、保健省は声明の中で述べています。
わかりやすくする、と言うことで発表がありましたが、規則が細かかったり例外パターンがあったりと、実際にそのケースに当てはまったときに、禁止事項を確認しないと私には難しい!
そう言っている間にも、状況は変わりますし。
それでも、新型コロナが「風邪に近づいている」実感が少しし始めているので、我慢生活も半ばを過ぎていたらいいなと思っています。
参考: