バレンタインデー直前の土曜日。
花市場は、花とお客さんで賑わっていました。
海外のバレンタインはチョコよりも、花束の方が人気のようです。
再び花市場へ
これまでと様子が違う?
トムソン・ロード沿いにある、花市場へ出かけました。
すると、この間来た時よりもずいぶん多くの花が並んでいます。
よく考えてみると、その日はバレンタインデーを目前とした土曜日でした。
この時期は花屋さんにとっての書き入れ時のようで、仕入れされた商品の数も多ければ、お客さんも通常より多かったのではと思います。
海外のバレンタイン
日本で、バレンタインデーといえば、女性が男性にチョコを渡し、愛を告白する日。
一方、シンガポールでは、男性が女性に花束やプレゼントを送る日なのです。
これは、ベトナムも同様でした。
道端には花束を売るお店がたくさん出ていたものです。
調べてみると、女性からチョコを渡す風習は、日本独自のようです。
本来のバレンタインデーでやることとは、
一般に恋人や家族など大切な人に贈り物をすることが習わし。(From : Wiki)
となっていました。
チョコレートについての言及はなし。
バレンタインデーの由来については、諸説あるようですが、一番多かったのはこんな説でした。
ローマ帝国の時代に、皇帝クラウディウス2世が、兵士の士気の弱まりを懸念し結婚を禁じました。
それに反対したキリスト教のバレンタイン司祭は、兵士達を結婚をさせていましたが、クラウディウス2世の知るところとなり、2月14日に処刑されてしまいました。
バレンタイン司祭の勇気ある行動に対し、殉教した2月14日に「聖バレンタイン」として祀られることになりました(初期のローマ教会の政治的な思惑も裏にはあったようです)。
そんなことで、2月14日は、「聖バレンタインの日」(St. Valentine’s Day)。
そして、14世紀ごろからは、現在のように愛の告白をしたり贈り物をするようになったと言われているようです。
チョコレートに関しては、日本の製菓業会が販売促進のためにバレンタインデーとチョコを結びつけたと書かれています。
こちらも、最初にこれを始めたのは、メリーチョコレートカムパニーであるとか、神戸のモロゾフ製菓であるなど、諸説あり明確では無いようです。
バレンタインデー前の花市場
バレンタインデー前の花市場の様子です。
あふれんばかりの切り花。
以前来たときは、床が結構見えたのですが・・
(Ji Mei Flower)
花の数が、これまでより圧倒的に多かったです。
(カラフルに色づけされた、バラも販売されています)
バラの花(特に、赤)の仕入れ数はかなりのもの。バケツからはみ出ています。
冷蔵室に入りきれない花は、屋外で販売されていました。
菊やガーベラ 、葉物などです。
店員さんも、ひっきりなしに値付けと商品だしをしていました。
そんな中、こんな花も売っていました。
「桜」です。
(黄色い花は、菜の花では無くオンシジュームです)
ちょうど、日本の市場でも啓翁桜が出回っている頃でしょうか。
市場で購入したのはバラでは無くランの花
リーズナブルにランの花を買えるのは、やはりシンガポールならでは。
今回自宅用に購入したのは、ラン2種類。
20本入りを、合計で約 2,000円 程で購入できました。
水切りした後、花瓶に投げ入れです。
横に広がるよう、花瓶の底まで茎をささずに活けていきます。
茎同士が支え合うように。
花があると、部屋が明るくなりますね。
バレンタインで、男性から花束をもらった人のお家も明るくなっていることでしょう。
バレンタイン当日は、実際に花束を抱えて歩く男性を見かけましたし、前日の日曜日にはレストランで食事をするカップル(プレゼントの贈呈あり)もいました。