シンガポールでは、Googleマップには道路として表示されていませんが、通って大丈夫な場所があります。
HDB(公共団地)の敷地内です。
ウエットマーケット(市場)へ出かける時は、HDBの歩道を利用させてもらっています。
何と言っても、ショートカットですから。
シンガポールの道路
シンガポールは、幹線道路は国土の形に合わせて、扇状に広がるように走っています。
けれども、その間の道路は不規則です。
そして、傾向としては、道路と道路の間の一区画がかなり広いです。
シンガポールの80%に近い人は、HDBと呼ばれる公共団地に住んでいます。
HDBは一棟だけでなく、複数の棟で構成されているものが多く、2つのHDBが一つの区画に入っているだけで、直線距離で500m近くも移動しないと、次の交差点が無い・・なんていうのはよくあることです。
車なら、どうということもありませんが、自分の足で何とかしたいと思っている私の場合、
ここ通れないかしら〜?
と地図とにらめっこです。
実際に、どうしているかと言えば、他人の住むHDB内に遠慮なく足を踏み入れて、ショートカットしています。
朝、数人の市場に向かう人の後ろにくっついて行ったら、地図では途切れた道には歩道があり、無事市場に辿り着けました!
地図にない道
ちなみに、こんな感じで午前中に、近所のウェットマーケットへ出かけています♪
住んでいるコンドミニアムの裏の出口から外に出ます。
そこはもうお隣のHDBの敷地ですが、そこを通って道路を渡ります。
HDBが見えてきます。
カーゲートの脇を通り、朱色が綺麗なHDBの敷地に入ります。
屋根付きの歩道が見えてきます。
歩道を通って、HDBの団地群の脇を進みます。
もう一本、通りを渡って、
次のグリーンが基調になったHDBの中にあるマーケットの方へ。
ウエットマーケットに到着です。
この八百屋さんで、野菜を調達〜。
(黒いマスクのおじさんが、野菜の計量をしてくれます。)
公共の道路を二箇所横切りましたが、それ以外は全てHDBの敷地内を勝手に通る・・訳です。
HDBは公共の建物なので進入OK
HDBは公共の建物なので、誰でも入って大丈夫なのです。
おかげで、地図上の道路通りに行けば、1キロ弱も距離があるところを、400m程度でマーケットまで行くことができます。
ちなみに、外国人が多く住む、コンドミニアムは、居住者用のIDカードなどが無いと、その敷地には入ることはできません。
一方、HDBは公共の建物なので、エレベータも利用して、屋上からの景色を眺めたりしても良いのだそうです。
SkyVill @ Dawson 2016
まだ、やってみたことは無いんです・・けど。