私が好きなシンガポールのお料理、「ポピア」。
ニョニャ料理の一つですが、シンガポール版の生春巻きです。
ホーカーセンター(屋台街)から、ホテルのレストランまで、それぞれのシチュエーションで楽しめます。
食事に野菜が足りないな〜と思った時に、ポピアはお勧めです。
シンガポールの人は、おやつ代わりに食べたりもするらしいです。
ポピアはニョニャ料理の一つ
15世紀後半からマレーシアに移民してきた中華系移民の女性子孫のことを、「ニョニャ」と言いますが、その人達が作る料理のことをニョニャ料理と呼びます。
「ポピア」はニョニャ料理の一つです。
ルーツは、中国の福建/潮州の生春巻き。
クレープに似た薄い皮の中に、甘めのソースを乗せ、大根の煮た物にモヤシ、レタス、卵やピーナツなど具材をたっぷり入れ、巻いた物です。
今でも中国のその地域や台湾、そしてマレーシアなどでよく食べられているそうです。(中国や台湾ではポピアの発音ではありませんが・・)
シンガポールの「ポピア」は具に、甘めに煮付けられた千切り大根が入るのが特徴。
食事というより、おやつがわりに食べたりもするそうです。
注文時には必ず、チリを入れるか聞かれます。

YES!
是非、こう答えてください!
そもそもタレが甘めなので、チリを入れると味が引き締まって美味しいです。
おやつ感覚 ホーカーセンターでポピア
一番簡単に食べられるのは、ホーカーセンター。
どこのホーカーセンターにもあるかと言うと、そうでも無いのですが、家の近所のホーカーにはポピアの専門店が有ります。
おじさんがひたすら作っています。
(一つS$1.7 / 130円)
ポピアしか売っていないので、
- いくつ買うのか
- チリを入れるか入れないか
の二つが答えれられれば大丈夫。
出来上がりはこうなります。
エアコンのあるフードコートでポピア
ホーカーセンターで買うのは自信ないかも・・と思ったら、VivoCity(ショッピングモール)にあるこちらのフードコートでも。
(一つS$3 / 240円)
フードコートもホーカーセンターと同じく、自分が好きなお店で料理を購入し、好きな席に座って食事が出来ます。
ショッピングモールやビルの中にあり、エアコンがきいている環境で、ちょっとお安くご飯を食べるのに適した場所です。
ファーストフードでポピア
知らない人と、テーブルが一緒になってしまうのはちょっと・・・。
と考えているなら、ファーストフード風にポピアが食べれるこちらのお店。
ポピアはトラディショナルなタイプの他に、様々な具のバリエーションが有ります。
セットも人気がある様で、スープや飲み物が付いてS$10(800円)ちょっとから。
少食な人なら、これだけでもランチには充分です。
店舗はそれほど広く無いので、長居は難しいかもしれませんが、
(トラディショナルなポピア単品 S$3.3 260円)
綺麗な環境で、落ち着いて食べることができるのは、ホッとします。
ポピアの最高峰?
そしてそして、お友達にこんなお店に連れて行ってもらいました!
こちらは、ホテル(倉庫を改装してホテルとして営業している)の中に入っているレストランで、コンセプトは、洗練されたモダンなシンガポール料理。
お店の雰囲気やサービスがしっかりしているのはもちろんですが、具材がどれも美味しい。
沢山の具が華やかにテーブルに並びます。(自分で巻くスタイルです)
この時点で、もはや別の料理です。
これまでのポピアに入っていた大根の細切りの煮た物は、エビや人参、たけのこに豆、豚肉などを煮込んで水分を飛ばした物に。
味にコクがあって、うま味もたっぷり。
これは、元々の発祥地、福建のポピアに寄せて作っているらしいです。
お値段も破格ですが(笑)。(4つでS$28 / 2,240円)
ポピアを毎回ここで食べるわけにはいきませんが、また行きたいお店です。(それ以外の料理も美味しいです。)
ホーカーセンターやフードコートでの食事はどうしても野菜が不足しがち。
そんな時には、ポピアで野菜を・・と言うのも有りでしょう。
少し甘味があるのは、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、ピーナツも入っていて香ばしくて、私の大好きな食べ物であります。
(夫は、まだ一度も食べたことがありませんが・・・💦)