DBSで、マルチカレンシーアカウントの口座を開設できました。
DPホルダー(配偶者ビザ)でも、住所証明の書類さえ手に入れば、シンガポールの銀行口座を持つことができます。
これでやっと、非接触での支払いが出来るようになりました♪
普段のお買い物は現金以外で支払いたい
シンガポールで銀行口座を持っていなかった私は、街中での支払いにはキャッシュもしくは、日本の口座に紐づいたPIN番号入力要のクレジットカードを使っていました。
日本よりデジタル化が進んでいるシンガポール、キャッシュ以外での支払い方法を選択する人が多いです。
さらに、コロナにより、キャッシュでの取り扱いをしていない場所も増えており、カードがあれば便利なのにと思いつつも、銀行口座を作れずにいました。
というのも、銀行口座開設に必要な書類の一つを用意出来なかったからです。
いざ口座開設
必要な書類の最後の一つが手に入ったタイミングで、シンガポールの銀行で口座開設にトライしてみました。
開設口座
今回開設した銀行口座は、DBS(シンガポール開発銀行)のMultiplier Account。
DBSは東南アジアでは最大規模の銀行です。
口座はというと、
- シンガポールドルだけでなく、外貨も同じ口座で利用することが可能
- 利用条件によっては金利が最高で3%まで付く(最低で0.05% 2022年1月現在)
- 日本帰国後も引き続き利用可能
持っていて、損はなさそうな口座です。
ただし、
残高が3,000(25万円程度)シンガポールドル(外貨で預けた場合は、シンガポールドルへ換算して計算されます)を下回ると5シンガポールドルのサービス料がかかります。
そこだけ注意。(29歳以下はかかりません)
口座開設の申し込みは、オンラインで行います。
必要書類
オンラインでの申し込み登録時に、必要な書類は3つです。
PDF化して準備しました。
- パスポート
- IDカード(DP:配偶者ビザ 表・裏)
- 住所証明 (三ヶ月以内に発行された以下書類のどれか1つ)
-
- 公共料金請求書
- 電話代請求書
- 銀行取引明細
- 政府発行のレター
- FATF加盟国の規制対象保険会社からのレター
私(DP)の場合、この住所証明が無くて苦労しました。
公共料金も電話代も夫の名前。
シンガポールの銀行に口座は持ってい無い。
政府発行のレターは夫の会社宛。
結局、健康保険に加入したので、そのレターを利用しました。
加入してしばらくしてから、住所証明に利用できることに気づいたものの、保険加入時に受け取ったレターの日付は3ヶ月以前。
やむなく、次のレターを待つものの、コロナ禍でペーパレスも進み、しばらく時間がかかりました。
登録作業
アプリまたは、Webから登録が出来ます。
私はWebから登録しましたが、以下のような内容を登録しました。
- E-mail・電話番号
- Singpass情報の連携(シンガポール政府に認められた個人のアカウント登録情報)
- 名前・パスポート番号・IDカード番号・生年月日・国籍
- 学歴・従事職業
- 納税関連情報
- アンケート(口座の使い道や予定取引金額や回数)
アメリカ国民かなどの質問もあり、結構時間がかかりました。
そして、必要書類のアップロード。
これらの情報が不足なく登録できれば、アカウントが作成され、後日、カードの暗証番号とカードが送られてきます。
こんなドキュメントは住所証明にならない
私が過去に、自分の住所証明として使えないかと、提示して受け付けてもらえなかったドキュメント類です。
- コンドミニアムの賃貸契約書
→ 居住者として名前が入っているものの、受け付けてもらえず - 英語はタイトルと通貨のみ 日本の銀行の取引明細書
→ 全て英語でないと受け付けてもらえず
(私の利用している銀行では、英文の取引明細を作ってもらうよう、日本に依頼をする必要がありました) - 日付の記載が無い保険会社からのレター
→ レター本文内に日付はあるものの、レター作成日付が入っていなかったため、認められず。
粘って封筒の消印を送ったものの、撃沈。
実店舗へ行く場合は
口座開設後、外貨入金の為、窓口へ出向きました。
(外貨キャッシュの取り扱いは窓口のみ)
お買い物ついでにと、ハーバーフロント支店へ。
DBSの窓口予約はSMS(ショートメッセージ)で行います。
早速、予約受付のメッセージを送ります。
Q
すると、
予約がいっぱいで受付を停止している、とのメッセージが・・・
ちなみに、この日は12月初旬の、平日午後2時過ぎ。
ハーバーフロント支店での受付は諦め、そこから地下鉄で2駅隣のチャイナタウン支店へ行くことに。
先ほどと同じように予約受付メッセージを送ります。
Q
今度は受け付けられました。
SMSで以下質問に応答します。
その後は、受付番号が通知され、受付可能となると、カウンター番号が通知されます。
完全に非接触で、窓口までたどり着きました。
後で口コミを見たところ、ハーバーフロント支店は慢性的に混雑しているようでした。
DBSの窓口での対応が必要な場合、ハーバーフロント支店は避けたほうが良さそうです。
そして、カードを手にした今、市場を除いた買い物は、キャッシュレスです。
- payWaveという、サインやピン番号の入力が不要なクレジット決済か、
- NETS(Network for Electronic Transfers)というデビットカードの仕組み
で、支払いをしています。
どちらも、コロナ禍にやさしい非接触(端末と通信)です。