シンガポール生活で必要なのは、義務教育で教わった英語です。
そして、ヒアリングのコツは想像力。
言っている意味がわからなくとも、今置かれている状況から想像し、聞き取った単語をつなぎ合わせたら、結構正解に近いところにいるものです。
(驚くほど違っていることもありますが・・)
そんな感じでも、なんとか海外での生活は、やっていけています。
海外で生活するときの英語問題
海外で生活するとなると、
言葉が出来ないと!
とは、誰しもが思うこと。
ただ、仕事で英語を使うとなれば話は別ですが、生活するだけなら、英会話のハードルは大分低くなります。
実際、私が普段の生活で使う言葉も本当に限られています。
IT化により、会話無しでいろいろなことが実現できる世の中だというのもありますが、シンガポールには、片言の英語を聞いてくれる姿勢があることが、なんとかやっていける理由かなと思っています。
シンガポールの場合
シンガポールの人は、人が話す英語を何とかして聞いてくれますよ
こちらに来てすぐの頃、教えてくれました。
シンガポールには、公用語が4つ(英語・中国語・マレー語・タミル語)あり、学校では英語が主に使われるという生活です。
(四つの言葉で書かれた、バスの非常出口表示)
家庭では母国語を話しているので、英語ネイティブでは無い人がほとんどを占める環境なので、相手の話す英語を理解しようとしてくれるのです。
日本人にとっては、非常にありがたい環境です。
シンガポールの英語はシングリッシュ
シンガポールの英語は、「シングリッシュ」と言われています。
Singlish = Singapore + English
中華系が人口の7割と多いことから、中国語(福建・広東など)の音が混じった英語が使われます。
実際、こんな感じです。
OKラー(Lah)
「ラー」って何?
Sorryヤー(ya)
「ヤー」はなまり?
親しみがこもっている感じがするわ。
調べてみると、「ラー」の語源は中国語の「了(ら)」。
シンガポールでは、「ラー」をつけることで、文章や単語を強調するような抑揚としているようです。
- 疑問形で使う「OKラー?」:分かったの?
- 肯定で使う「OKラー」:分かったよ!
のような親しみがこもったようなニュアンスです。
普段の生活で英語を使う場面
普段の生活では、英語を使わずともほとんど暮らしが成り立ちます。
例えば、こんな感じです。
日用品の買い物
どこで買い物をするかにもよりますが、
ネットスーパーやセルフレジを利用するなら、英語どころか言葉も一切不要。
有人レジなら、
・レジ時に会員カードを持っているか「Member?(メンバー?)」
・支払い方法
の二つに答えられれば大丈夫。
YESかNOに、VISA・キャッシュ・ペイナウなどの支払い方法を伝える
食事
食事も買い物同様、「GrabFood」や「Foodpanda」でデリバリーすれば、声を出すことも不要です。
(アプリからお店とメニューを選び、自宅まで届けてもらいます)
ネットで事前予約したレストランへ出かければ、電話応対などは不要、予約した時間にお店で自分の名前を告げるだけです。
食後の会計は、サインするジェスチャーをすれば言葉無しでも。
ホーカーセンターなど対面での注文が、一番ハプニングが起こり易いです。
が、基本はメニュ名、数、その場で食べるかテイクアウトか、チリを入れるか入れないか、それらさえ伝えられれば大丈夫。
一度、中国語で麺と汁を別にするか?と聞かれたものの、意味がわからず困っていたら、後に並んでいる人が英語で教えてくれて助かりました。
これはよくある風景で、フードコートだけで無く色々な場所で助け合いは行われています。
レストラン関係の会話は、トラベル英会話のレストラン編をそのまま使える
何かあっても、誰かしら助けてくれる人がいる
乗り物
公共の電車やバスは、言葉なしで利用します。
タクシーも、「Glab Transport」を利用すれば、行き先を告げる必要すらありません。
(アプリで行先と現在地を指定して、車を選択。支払いは事前登録したカードから引き落とし)
基本、言葉は不要で公共交通からタクシーまで利用可能
暮らしてみたら・・
シンガポールで生活してみて、言葉に関して思うことというといえば、
義務教育で習った英語で生活できる
ということ。
例え聞き取りが間違えていても、それほどひどいことにはなりません。
思いがけない料理が来るという程度の、おもしろ体験をすることになるだけですから。
ただし、聞き取った単語のいくつかから、想像力を働かせてヒアリングします。
これは、ヒアリングというより妄想?
もちろん、コンドミニアムで迷子になってしまったドライバーさんから電話がかかってきたり、ドアが開かなくなって鍵屋さんを呼んだりと、コミュニケーションが必要な場合もあります。
けれども、相手も完璧な英語じゃなかったり、拙い英語を訊こうという姿勢があるので、こちらも間違いに臆することなく、微妙な英語でやり取りしています。
そして最後は、
OKラー