アフターコロナ シンガポールでのニューノーマルな生活とは?

シンガポール新型コロナ

シンガポール「The Straits Times」の記事を見ました。

シンガポールのタスクフォースチーム(複数のシンガポール政府行政機関で構成)が、アフターコロナ生活へ移行するための計画の概要を、6月24日に記載したのです。

日本でも向かう方向は同じになるのかなと思い、その内容を簡単にまとめてみました。(google先生を利用)

 

また、オキシメーター(酸素飽和度測定器)も近々各家庭に配布される様なので、ゲットします!

 

新型コロナとの戦い

新型コロナと戦っている中での、現状です。

  • 感染力の強いデルタ株のコロナをゼロにするのは難しい
  • だが、クラスターを防ぐために、広い範囲での検査を実施している(毎日数万人)
  • そして、パンデミックが始まり18ヶ月、私たちは疲れてきています・・
  • いつ、この戦いは終わるのか?

新型コロナはインフルエンザの様な風土病の一つに

新型コロナについて、明らかになって来ていることは、

The bad news is that Covid-19 may never go away. The good news is that it is possible to live normally with it in our midst. This means Covid-19 will very likely become endemic.
(悪いニュースは、新型コロナが無くならないかもしれないこと。良いニュースは、私たちは新型コロナと一緒に生活出来るということ。これは、新型コロナがインフルエンザの様な風土病になるであろうことを意味している。)

ということです。

 

新型コロナが風土病の一つとなり、私たちがコロナと共に普通の生活を送れる様になるために、どんなことが必要なのでしょう。

大きくは、この4つに集約されます。

  1. 予防接種
  2. 検査
  3. 治療
  4. 社会的責任

 

  1. 予防接種
    ワクチン接種による、感染と感染リスクの軽減は明らかになっています。
    シンガポールでも、ワクチンの提供を早め、接種スピードを上げる取り組みを続けています。
    【世界のワクチン接種状況】 Our World in Data


    *ワクチンについては、インフルエンザ同様、複数年にわたる予防接種プログラムを維持する可能性がある。
  2. 検査
    検査の形態が変わっていきます。
    【目的に合わせた検査】
    ・変異種を特定するための国境での厳密な検査(PCR
    ・社会活動を円滑にするための簡易検査(ART)
    ・隠れた感染症を見つけるための廃水検査
    【迅速化】
    PCRテストは結果が出るまで時間がかかりますが、セルフテスト用にAntigen Rapid Test(ART:抗原検査)キットが販売されています。
    そのほかに、検査結果が数分で出る呼気検査器などもあるらしく、空港・港・オフィスビル・モールなどで利用されていくでしょう。
  3. 治療
    現在のところ、効果的な治療薬により、死亡率は限りなく低く保たれています。
    必要な量の確保を確認しているとともに、より新しい治療薬の開発に積極的に参入しています。
  4. 社会的責任
    新型コロナは風土病だという受け入れと、集団行動にも依存します。
    これまで同様、衛生に気をつけ、具合が悪い時の自主隔離や体調不良時の休みを推奨し、お互いを思いやることで、社会は安全なものになります。

アフターコロナのニューノーマル

先の4つが確立されれば、新型コロナに対峙する方法は、これまでとは異なってきます。

 

ニューノーマルな生活様式として、以下のことが挙げられていました。

  1. ワクチン接種により症状はほとんど軽度になるため、感染者は自宅で療養治癒となる。
    感染者の周りの他の人もワクチン接種を受けているので、感染のリスクは低くなる。医療崩壊の心配も無い。
  2. 感染のたびに、大規模な検疫などが不要となる場合も。
    簡易キットによる定期的な検査が可能で、陽性の場合には、PCR検査を実施し、自分で自分の隔離が出来る。
  3. 新型コロナの感染者数ではなく、症状が重い人・集中治療室にいる人・酸素を挿管する必要のある人の数などを管理する。
    これは、現在インフルエンザを管理している方法と似ている。
  4. 現在の行動規制を段階的に緩和し、ナショナルデーパレードや新年のカウントダウンなどの主要なイベントでも大規模な集会が再開可能。
    制限のない企業活動も可能。
  5. ワクチンパスポートは必須であるものの、新型コロナをコントロール出来ている国々への旅行が可能
    旅行者の出発前自己検査で、陰性証明の代替とすることも可能。

 

シンガポールのタスクフォースチームは、ワクチン接種の進捗と並行して、これらニューノーマルの生活(新しい形態の普通の生活)に向けたロードマップを作成しているとのことです。

 

参照元:
The Straits Times
Living normally, with Covid-19: Task force ministers on how S’pore is drawing road map for new normal

オキシメーター(酸素飽和度測定器)が各家庭に配布されます!

シンガポール政府から、マスクやTraceTogetherトークンを貰いましたが、

シンガポール政府のマスクをゲットするなら 3月14日まで
マスクの再配布が始まりましたよー シンガポールに住む、お友達が教えてくれました。 今回の支給は、3月14日 PM11時59分までです。 今なら、まだサイズもしっかり揃っています。 シンガポール政府から支給されます かれこれシンガポールに来て...

 

次は、これ。
血液中の酸素飽和度を測定する機械、オキシメーター

(Photo : The Straits Times)

新型コロナの感染症の特徴で、息切れのない低酸素血症が起こることがあるそうです。
危険な状態にあるにもかかわらず、自覚症状が無い・・。沈黙の肺炎(Silent pneumonia)

血液中の酸素飽和度を調べることで、その症状を見つけることができます。

 

【数値の意味】
血中酸素の飽和度と健康状態

95〜100%:健康
90〜94%  :低い
90%未満   :危険なほど低い → 緊急治療が必要

 

【入手方法】

6月28日 – 7月3日
各家庭の郵便ボックスにチラシを配布
7月5日 – 8月5日
チラシ提示でスーパーや薬局でオキシメーターの受け取り

配布先の確認はこちら
(フェアプライス、シェンシオン、ジャイアン、コールドストレージ、ワトソンズ、ユニティ、ガーディアン)

*この機器は、新型コロナ陽性かどうかの判定ではありません。
また、測定値は使用状況によっては不正となる場合もあります。

参照元:
The Straits Times
Each household in S’pore to get one oximeter to monitor blood oxygen levels amid Covid-19 pandemic

 

日本も、今はワクチンとオリンピックの話題で持ちきりかと思いますが、それが終われば、新型コロナと共存する、新しい生活スタイルについての話題になるでしょう。

他国の状況が参考になれば。

タイトルとURLをコピーしました