11月後半のお天気は、朝方と午後に雷雨が多い。
MSS(シンガポール気象サービス)が11月16日に発表した、シンガポール11月後半のお天気の見通しです。
MSSから、半月に一度、気候の見通しについて発表があるのです。
シンガポール半月の気候の見通し
シンガポールでは、MSS(シンガポール気象サービス:Meteorological Service Singapore)が、シンガポールの天気の見通しを発表します。
発表は、月初と月中旬の二回。
半月先の見通しと、その前半月の振り返りも同時に発表されます。
発表後の2週間ほどのお天気の傾向が頭にあれば、ちょっと心構えも出来て行動計画も立て易い気がしています。
シンガポールの11月後半の天候見通し
11月後半の予報は、
11月前半に比べると雨は少ないものの、ほぼ毎日、午後に激しい雷雨となり、また、スマトラ島で発生するスコールの影響で、朝方に雷雨となることもあるでしょう。
となっていました。
実際、早朝に雨音がして、朝起きて地面が濡れていたり、午前中雨の日も何度もありました。
また、午後に、しっかり雨が降り、大きな雷の音が聞こえる時も。
各メディアでも、この発表を記事にしているので、どれか一つ目を通せば、情報としては充分です。
シンガポールの平均降水量と平均気温
MSSのサイトを見ていたら、過去のデータなどもまとめられていたので、シンガポールの気候について見てみました。
降水量
【シンガポール降水量平年値】
(1981年〜2010年 縦:降水量mm 横:月 MSS)
11月の平均雨量は250mmを超えていますが、例年と同じであれば、12月はもっと雨量が増えます。
シンガポールには、雨季と乾季があります。
- 雨季:11月〜2月
- 乾季:3月〜10月
(グラフでは、2月が一番降水量が少ないですが雨季なのですね)
雨季と乾季と言えば、ブラジルアマゾン川は、雨季と乾季で水位が20mも違う場所があるくらい、降水量に大きな違いがあると思っていたのです。
ところが、シンガポールでは、乾季と言えどもスコールが有り、一年中、外出時は傘持参で生活しています(晴雨兼用傘必須)。
グラスの数字も降水量の平均値だけでは、雨季と乾季の区分けが難しいです。
気温
【シンガポール気温平年値】
(1981年〜2010年 縦:気温°C 横:月 MSS)
気温の方は、真ん中の水色のMeanが月の平均値。
一年を通して、26°C〜28°Cの気温です。
一年中半袖でいい、と言われていたものの、
長袖を着たい時も結構あるでしょう
と思い、カーディガン2着・長袖のブラウス2着を持って来ましたが、結局一度も着ていません。
建物内の冷房対策で長袖を着たい時がありますが、今のところ、ユニクロエアリズムのパーカーと大判の綿ストールで事足りています。
洋服に関しては、日本にいるときと比較すると、格段にいろいろな面で楽です。
- 衣替えが不要
- 衣料費がかからない
- 場所を取らない
ただ、ファッション好きな人には、物足りないかもしれません。
東京の降水量と気温
気象庁が出している、1991~2020 年 東京の降水量と気温の平年値のグラフです。
気温について見てみると、一年の気温差は20°C。
洋服に、種類が必要ですね。
降水量の方を見ると、日本の冬場の降水量の少なさは一目瞭然。
一ヶ月に50mm程度の降水量という月が3ヶ月も!
シンガポールでは、一番少ない月でも、その倍量の降水量があります。
逆に、シンガポールの雨量の多さを見てみると驚きます。
(MSS)
スコールに注目してみると、気象の観測をスタートしてからの、30分間の最高降水量を記録したのは、1995年11月2日の96mm。
これは、東京の同じ11月の降水量を、30分のスコールで超える・・状況です。
実際に冠水被害も出たりしているのですが、幸いなのは、長い時間降り続かない事。
1時間ほども雨宿りをすれば、雨脚も弱まって来ます。
特にこれから一月までは、そんな場面も多くなりそうですね。
MSSでは、カミナリの情報も発信しています。
気になる方は、こちらも。