新型コロナワクチン、ブースターショットを受けて来ます。
シンガポールでの、ブースターショットについての考え方や、開示されている情報についてです。
*本日はフラワーカテゴリー投稿の日ですが、新型コロナワクチンブースターショットについてです。
シンガポールの新型コロナワクチン接種状況
現在のシンガポールの新型コロナワクチン接種状況は、85%(2回目まで接種済み 11月25日時点)。
かなり高い接種率ですが、引き続き接種者を増やすよう働きかけています。
(80歳以上の未接種者割合が一番多い)
ワクチン接種の目的です。
- コロナ感染による重症化や死亡リスクを減らす(特に高齢者)
- 医療制度の逼迫を防ぐ
国民の命を守り、開かれた経済を実現するのに必要なことと、位置付けられています。
そのため、ワクチン接種対象でない年齢の子供と、医学的に接種が不適切な人以外のすべての人に、ワクチン接種を義務付ける政策をとっています。
未接種者を減らすための具体策として、2021年12月8日から、選択によりワクチンを接種していないコロナ患者への治療費を請求することが発表されました。
(12歳以下の子供や、医学的に接種出来ない場合を除く。)
この発表の前から、ワクチン未接種者は外食禁止のルールも適用されています。
ブースターショットに対するシンガポール政府の方針
シンガポールでは、ブースター(ワクチン3回目)の接種が始まっています。
現在の、ブースターショット接種率は24%(11月25日時点)。
接種対象者
接種対象者の条件該当者は、予約なしでのブースター接種が可能です(モデルナの場合)。
- 2回目のワクチン接種後5ヶ月経過している
- 30歳以上である
- 18歳以上の医療従事者である
接種量
モデルナのブースターショットについては、接種量が調整されます。
1回目、2回目では、100mcgづつの投与でしたが、ブースターショットでは、この半量の50mcgが使用されます。
ファイザーのワクチンは元々30mcgの投与であるため、1・2回目と同量の投与となります。
MOHリリース:EXPERT COMMITTEE ON COVID-19 VACCINATION(2021/9/24)
また、接種するワクチンは前回接種したmRNAワクチンと同じメーカーである必要はなく、ファイザーまはたモデルナどちらでも選択出来ます。
ブースターの接種は5ヶ月経過後としていますが、免疫が弱くなっている人に関しては、2度目のワクチン接種から2ヶ月後の接種を可能としています。
日本のワクチン情報については、Yahoo! Japanのサイトにも、「3回目接種」の項目があります。
見ておけば、役に立ちそうです。
ブースターショットの効果
コロナワクチンは、接種後、時間の経過とともに抗体の量が減少する事がわかっています。
(そして、お年寄りの方が早く減少する)
この減少を補うために、ブースターショットが必要と、言われていますが、その効果について、シンガポール内で集められた数字から、こんな結果が出ているそう。
接種ワクチンの組み合わせにより、効果に違いがある。
シンガポールのデータからは、以下二つの組み合わせでの結果のみ公表されています。
ワクチン組み合わせによる、新型コロナ感染防止効果の割合。
- 3回ともファイザーを接種:62%
- 2回目までファイザー、3回目はモデルナ:72%
最初の2度、ファイザー社のワクチンを接種していた場合、ブースターショットをモデルナにすと、わずかですが、感染防止効果が高いと言う、結果が出ています。
(Data MOH)
シンガポールの新型コロナ対策タスクフォースチームのOng保健相は、自身とMOH(シンガポール保健省)の医療サービス部長が、ファイザー社のワクチンを接種した後にモデルナ社のブースターを受けたと発言しています。
Pfizer or Moderna booster – which is more effective? Here’s what an MOH study shows
組み合わせで言えば、他にもありますが、症例数が少なすぎて、数字の正確性が疑わしいということで、症例数が比較的多かったこちらのケースでの数字を公表することとなったようです。
違うメーカーのワクチンを打つ「交差接種」は、米国FDA(食品医薬品局)で許可されています。
海外のブースターショットの状況
現在の、海外でのブースターショットの接種状況です。
国 |
対象者 |
接種タイミング |
イスラエル |
12歳以上 |
2回目接種後7ヶ月 |
フランス |
高齢者・免疫不全者 |
2回目接種後8ヶ月 |
ドイツ |
高齢者・免疫不全者 |
2回目接種後8ヶ月 |
イギリス |
高齢者・医療従事者・50歳以上 |
2回目接種後8ヶ月 |
アメリカ |
65歳以上・18歳以上は免疫不全者や医療従事者、教師など |
2回目接種後6ヶ月 |
日本では、2回目接種後おおよそ8ヶ月から、希望者に接種する方向のようですね。
私の場合
今月に入ってから、ブースターショットの予約を取るためのリンクがMOHよりSNSで送られて来ました。
予約日に、接種に行ってまいります。
次回の投稿は、その時の様子と接種後の副反応についてと思っています。
過去のワクチン接種についてはこちらを。