SWIFTは国際決済のための指図メッセージ

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Pay By?(支払い方法は?)

シンガポールでの、支払い時のお決まりフレーズです。
日本で作ったクレジットカードを出せば、商品を購入できます。

特に意識はしていませんが、お金の動きはどうなっているのでしょうか

ここで、SWIFT(スイフト)が登場します。
私のIT時代のお仕事のほとんどは、SWIFTのシステムでした。

クレジットカードを使った時のお金の流れを考えてみる

クレジットカードを、海外(シンガポール)で使ったときのお金の流れについて、ちょっと考えてみます。

  1. (日本)
    シンガポールでお買い物
    後日、私が契約しているクレジット会社の口座へ円で支払い(引き落とし)
  2. 私が契約しているカード会社(日本)
    受け取ったお金をお店の提携先のクレジット会社の口座へシンガポールドルで支払い
  3. お店が提携しているカード会社(シンガポール)
    受け取ったお金をお店に支払い
  4. お店(シンガポール)
    商品販売
    お店が提携しているカード会社より代金受け取り

(カード会社としている部分ですが、決済代行の会社だったりしますが、便宜的にカード会社としています)

 

1→23→4の間は前回の円決済の話で、それぞれの通貨国の中央銀行にて決済処理が行われます。
つまり、

12日本銀行が、

3→4MAS(The Monetary Authority of Singapore:シンガポール金融管理局/中央銀行)シンガポールドル

決済されます。
で、為替のからむ2→3へのお金の移動はどうなっているのでしょう?

コルレス銀行で通貨の交換が行われている

実は、通貨の交換は、各銀行の努力(?)により行われています。
各銀行がそれぞれ対通貨の国の銀行に口座を開設し、振替をしているのです。

口座を保有している銀行をコルレス銀行と言います。
(すべての銀行が全通貨に対してコルレス銀行を持っているわけでは無いので、コルレス銀行のある他の銀行に取引を依頼しているケースが多いです)

すべての銀行が全通貨に対してコルレス銀行を持っているわけではありません。
コルレス銀行を持たない場合は、コルレス銀行を持っている他の銀行にさらに取引を依頼します。

ここまで来るともう、すっかり訳がわからないです。
けれどもお金は移動させなければなりません。各銀行が、それぞれのやり方で連絡を取り合うのでは、さらに混乱が生じます。

そこで、お金の移動連絡を共通のフォーマットで行うと共に、それらのメッセージや規約等の運営と管理を行う、SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication:国際銀行間通信協会)が存在します。

銀行間の取引については、全世界でこのSWIFTの提供するシステムが利用されており、同時に、証券取引についてもこのシステムが利用されています。

国際決済という名前がついていますが、SWIFTはあくまでもメッセージの送受信のみで、実際のお金の移動「決済」は各国の中央銀行のシステムで、外国為替は、コルレス銀行の振替により実施されています。

つづく

トゥ
トゥ

オチも結論も無いですが、

本日は、力尽きてここまで。

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