短い上に、タイトルと内容の不一致感が否めなかった前回の投稿。
後から、タイトルに(前)をくっつけました。
今回は(後)編。
タイトルの内容は、果たして回収できるのか💦
DBSのdigiPortfolio、購入自体はとっても簡単。
投資を始めたいけど、よくわからないし面倒・・と思っていて、5年位そのお金を放置していても問題ないと言う人は、検討もありかなと思います。
digiPortfolioの運用スタイル
まずは、digiPortfolioの運用スタイルについて。
簡単にまとめてみると、こんな感じで運用されています。
ターゲット |
3~5年のサイクルで、それぞれのリスクレベルにあったリターンを出す |
ポートフォリオ構成 |
債券と株式の組み合わせ |
ポートフォリオ見直しタイミング |
四半期 |
見直し判断の決定 |
マクロ戦略(経済指標などからマクロ経済を予測分析し、プラスを目指す)を行う専門のアナリストチームと共に決定 |
リスク管理 |
慎重な姿勢 |
他には、複利の効果についても強調しており、長期的な視点での投資を勧めています。
分配金については、デフォルトは再投資となっていました。
保有目安は5年です。
グローバル・ポートフォリオの中身
グローバル・ポートフォリオでは、何を保有しているのでしょう。
世界市場に分散投資となっていますが、具体的には、英国市場に上場しているETF(上場投資信託)です。
株と債券のETFを保有し、保有割合を変えることで、リスクレベルも変わってきます。
株
現在保有している、株のETFです。
確かに、全世界の企業を対象としていて幅広いです。
- 金鉱脈関係
- 日本をのぞく極東地域の企業
- アメリカで上場している代表的な500の企業
- 日本の大型・中型企業
- 欧州先進国の企業
- 中国企業
- 先進国の企業
債券
債券も、満遍なくと言ったところでしょうか。
- 全世界の国債や社債
- ドル建てのエマージング(新興国)債券
- ドル建ての短期社債
リスクレベル2(保守的)では、上記の株は20%のみの保有で、残りは債券と現金です。
アジア・ポートフォリオの中身
アジア・ポートフォリオで保有しているのは、シンガポール市場に上場するETFです。
株
シンガポールの企業を中心に、あとはインドと中国の企業です。
- シンガポールの不動産や一般企業(DBSも保有しています)
- インドや中国の企業
- 香港株式市場に上場しているテクノロジー企業(アリババやシャオミなど)
リスクレベル4(攻め)のポートフォリオでは、インドより中国企業の株の方が割合が多くなっていました。
債券
債券は、完全にシンガポールで固めています。
国も通貨も、シンガポールリスクです(シンガポールの経済が悪化すると、リスクが高まる)。
- シンガポール債券
- シンガポールドル建て投資適格社債
直近のパフォーマンス(リターン)
前回の投稿に載せたパフォーマンスは、2021年9月末時点のものでした。
直近(2022年1月11日時点)では、だいぶ下がっています。
前回は、コロナからの回復期が入っているので、リターンが高かったかなと思います。
市場の動きにもよりますが、やはり長期目線で保有する商品の様です。
【グローバル・ポートフォリオ 直近リターン】
リスクレベル |
6ヶ月 |
1年 |
YTD年初来 |
2 |
-0.14% |
+0.03% |
+8.73% |
3 |
-0.01% |
+0.35% |
+16.72% |
4 |
+0.05% |
+0.52% |
+24.24% |
(2022年1月11日時点)
【アジア・ポートフォリオ 直近リターン】
リスクレベル |
6ヶ月 |
1年 |
YTD年初来 |
2 |
-1.73% |
-1.49% |
-2.43% |
3 |
-0.76% |
-0.76% |
+0.43% |
4 |
-0.62% |
-0.60% |
+2.45% |
(2022年1月11日時点)
digiPortfolio購入方法
実際のdigiPortfolioの購入は、口座(マルチカレンシー)とお金さえあれば簡単です。
- digiBankオンラインにログインし、「Invest」タブから、digiPortfolioへアクセス
- 投資したいポートフォリオを選択
- 表示されたポートフォリオ画面で、“I’m ready to invest”ボタンクリック
- リスクレベルを好みの位置に合わせ、支払いに必要な口座・通貨・金額を入力し、”Next”ボタンクリック
- 規約内容を確認し”I agree”ボタンをクリック
実際、複数のETFを組み合わせて保有しているだけのポートフォリオなので、自分で同じETFを購入したら手数料は少なくなります(証券口座を別途開設する必要あり)。
でも、以下の様な状況にあれば、digiPortfolioの購入を検討してもいいのかなと思いました。
- 複数のETFを売買するのが面倒
- 定期的に保有銘柄を見直すのが難しい
- 現金を普通口座で寝かせている
私は、口座維持費がかからない預金額を、現金ではなく、digiPortfolioを保有して実現しようと、購入してみました。
購入したポートフォリオはと言うと、直近はマイナス💦
でも、大丈夫、長期目線なのですから。
神様、よろしくお願いします